ヌワラ・エリヤとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ヌワラ・エリヤの意味・解説 

ヌワラ‐エリア【Nuwara Eliya】


ヌワラ・エリヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/20 15:53 UTC 版)

ヌワラ・エリヤ
නුවරඑළිය
நுவரேலியா
Nuwara Eliya

ヌワラ・エリヤ近郊の紅茶プランテーション
愛称 : リトル・イングランド
位置
ヌワラ・エリヤ
ヌワラ・エリヤ (スリランカ)
座標 : 北緯6度58分 東経80度46分 / 北緯6.967度 東経80.767度 / 6.967; 80.767
行政
スリランカ
  中部州
  ヌワラ・エリヤ県
 市 ヌワラ・エリヤ
地理
面積  
  市域 13 km2
標高 1,868 m (6,128 ft)
人口
人口 (2012年[1]現在)
  市域 27,326人
    人口密度   2,102人/km2
その他
等時帯 スリランカ標準時 (UTC+5:30)
市外局番 052

ヌワラ・エリヤシンハラ語: නුවරඑළිය [nuːrɛliːjə]タミル語: நுவரேலியா英語: Nuwara Eliya)は、スリランカ中部州ヌワラ・エリヤ県の都市である。スリランカ中央高地の南側、標高1,868 mの地域に位置しており、美しい風景と涼しい気候、そしてその気候を生かした紅茶セイロンティー)の生産で知られている。都市からはスリランカ最高峰のピドゥルタラーガラ山を望むことができる。ヌワラ・エリヤ県の県都である。

歴史

ヌワラ・エリヤ近郊に位置する滝

ヌワラ・エリヤの町は、1846年に後にナイル川探検アルバート湖発見で知られることになるサミュエル・ベーカー英語版により設立された。この地域の冷涼な気候は、当時スリランカを支配していたイギリスの役人や入植者にとって素晴らしいものだった。

ヌワラ・エリヤは「リトル・イングランド」と呼ばれ、入植者達はこの地で鹿のハンティング、それにポロゴルフクリケット競馬を楽しんだ。今日でも多くの人が、特に花のシーズンの4月にこの地を訪れており、ポニーカートのレース、オート・ラリーが催されている。

ヌワラ・エリヤにはクイーン・コテージ英語版ゼネラル・ハウス英語版グランド・ホテル英語版ヒル・クラブ英語版、それに郵便局といった植民地時代の建築物が多く残されており、新たに建設されたホテルの多くも植民地風のスタイルになっている。またイギリス風の芝生や庭園を維持している個人住宅も多い。

気候

高地に位置することから、ヌワラ・エリヤはケッペンの気候区分西岸海洋性気候 (Cfb) に属す。年間の平均気温は16℃である。冬季の夜はとても寒くなり、霜が降りることもある。しかし日が昇ると気温も急速に上昇し、が発生する。

ヌワラ・エリヤの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 25.9
(78.6)
25.6
(78.1)
26.8
(80.2)
27.7
(81.9)
27.3
(81.1)
26.4
(79.5)
25.4
(77.7)
24.7
(76.5)
25.4
(77.7)
24.2
(75.6)
26.2
(79.2)
27.5
(81.5)
27.7
(81.9)
平均最高気温 °C°F 20.0
(68)
21.2
(70.2)
22.5
(72.5)
22.8
(73)
21.3
(70.3)
18.9
(66)
18.5
(65.3)
18.7
(65.7)
19.2
(66.6)
19.8
(67.6)
19.8
(67.6)
19.4
(66.9)
20.2
(68.4)
日平均気温 °C°F 14.7
(58.5)
15.3
(59.5)
16.3
(61.3)
17.1
(62.8)
17.1
(62.8)
16.1
(61)
15.7
(60.3)
15.7
(60.3)
15.7
(60.3)
15.8
(60.4)
15.6
(60.1)
15.2
(59.4)
15.9
(60.6)
平均最低気温 °C°F 9.4
(48.9)
9.4
(48.9)
10.2
(50.4)
11.4
(52.5)
12.8
(55)
13.3
(55.9)
12.8
(55)
12.7
(54.9)
12.3
(54.1)
11.9
(53.4)
11.5
(52.7)
11.0
(51.8)
11.6
(52.9)
最低気温記録 °C°F 1.2
(34.2)
0.4
(32.7)
1.1
(34)
4.4
(39.9)
7.8
(46)
8.7
(47.7)
2.3
(36.1)
8.4
(47.1)
7.2
(45)
5.1
(41.2)
2.4
(36.3)
1.9
(35.4)
0.4
(32.7)
降水量 mm (inch) 100.6
(3.961)
77.7
(3.059)
71.5
(2.815)
158.4
(6.236)
175.9
(6.925)
171.9
(6.768)
164.9
(6.492)
161.0
(6.339)
178.8
(7.039)
226.8
(8.929)
221.7
(8.728)
196.0
(7.717)
1,905.2
(75.008)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 8 7 8 13 13 16 17 16 15 18 17 15 163
湿度 75 67 65 73 87 84 84 84 83 83 82 85 79
出典1:世界気象機関[2]
出典2:NOAA[3]

言語

ヌワラ・エリヤでは主にシンハラ語タミル語が話される。その他英語もまた広く用いられている。

交通

ペラデニヤ・ヌワラ・エリヤ道路

ヌワラ・エリヤ市内には鉄道駅が存在しておらず、最も近い鉄道駅は約8km離れたナーヌ・オヤ英語版となる。空の便としてはLake Gregory Waterdrome英語版によるエアタクシーが、ヌワラ・エリヤとコロンボを結んでいる[4]

姉妹都市

施設

参考文献

関連項目

外部リンク


ヌワラ・エリヤ (Nuwara Eliya)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:30 UTC 版)

紅茶」の記事における「ヌワラ・エリヤ (Nuwara Eliya)」の解説

セイロン島中央部茶湯水色淡い赤色ストレートティー向き。'草いきれのする'と称されるさわやかな香気持ち優しく穏やかな、しかししっかりとした味。

※この「ヌワラ・エリヤ (Nuwara Eliya)」の解説は、「紅茶」の解説の一部です。
「ヌワラ・エリヤ (Nuwara Eliya)」を含む「紅茶」の記事については、「紅茶」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヌワラ・エリヤ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヌワラ・エリヤ」の関連用語

ヌワラ・エリヤのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヌワラ・エリヤのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヌワラ・エリヤ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの紅茶 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS     

iiq_pixel