トンゲレン【Tongeren】
読み方:とんげれん
ベルギー東部、リンブルフ州の都市。フランス語名トングル。ガリア戦争中の紀元54年に、ガリアのエブロネス族の長アンビオリクスが、カエサル率いるローマ軍に勝利した地として知られ、マルクト広場にアンビオリクスの銅像が建つ。トゥルネーとともに、古代ローマが同国に築いた最古の都市の一つであり、ガロロマン博物館に発掘品などが展示されている。13世紀に創設されたベギン会の都市型の修道院があり、1998年に「フランドル地方のベギン会修道院群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録。また、16世紀建造の聖母大聖堂の鐘楼が、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。
トンゲレン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 14:09 UTC 版)
トンゲレン(オランダ語: Tongeren [ˈtɔŋərə(n)] ( 音声ファイル); ドイツ語: Tongern [ˈtɔŋɐn]; リンブルフ語: Tóngere [ˈtʊŋəʀə])、トングル[1][2](フランス語: Tongres [tɔ̃ɡʁ])は、ベルギー王国フランデレン地域リンブルフ州の都市。リエージュの北西19kmに位置する[3]。ベルギー国内ではトゥルネーと並んで最も歴史の古い街の一つでもある。
その歴史は2,000年以上に及び、古代ローマ時代に開かれたアトゥアトゥカ・トゥングロルム(ラテン語: Atuatuca Tungrorum)に遡る。紀元前54年冬に、エブロネス族の族長アンビオリクスがユリウス・カエサル配下のローマ軍を急襲して、軍の指揮を任されていたクィントゥス・ティトゥリウス・サビヌスらを敗死させた地としても知られている。その後ローマのガリア・ベルギカ属州へ、1世紀からは低地ゲルマニア属州へと編入された。
脚注
出典
外部リンク
- stad Tongeren (@stadtongeren) - X(旧Twitter)
- Stad Tongeren: Startpagina - 公式サイト
- Visit Tongeren: Startpagina - 観光公式サイト
- Roman Tongeren
- Home - Gallo-Romeins Museum Tongeren
- Tongeren Travel Guide
- トンゲレンのページへのリンク