デシベルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 計測 > 単位 > デシベルの意味・解説 

デシベル【decibel】

読み方:でしべる

音の強さ、または音圧レベル単位音の強さでは毎平方メートル1012ワット音圧では毎平方メートル10−5ニュートンデシベルとし、音圧では10倍、音の強さでは100倍するごとに20デシベルを加える。記号dB

電力比や電気機器利得を表す単位入力電力出力電力との比の常用対数10倍で表す。記号dB


デシベル(dB)

音響工学振動規制等で用いられる単位である一定値を基準にしたレベル量です。即ち一定値をAo測定値をAとしたとき次の式で表されます。 
dB=10log(A/Ao)

デシベル (dB)

デシベル(Decibel)。音圧電圧電力などの2つの量の比を表す単位絶対値そのまま使うと桁数増えるので対数比を利用する例え音圧が2倍であればその差は6dB10倍では20dB、100倍で40dBと表される

デシベル

英語 decibel

音や振動などの強さを表すときに用い単位で、パワー類する量と基準値との比の常用対数10倍したのである通常ベルの1/10を使用し単位はデシベル(dB)で示す。ベル、デシベルの単位で扱うレベルは、音圧2乗振動加速度2乗など、パワー比例した量に制限されている。

参照 音圧レベル振動レベル騒音レベル
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

デシベル(Decibel)

電力レベルの比の対数10倍の値をデシベル(dB)と定義する電圧電流場合は、その比の対数20倍の値となる。電界強度では1μV/mを0dBとして表す。


デシベル decibel

物理量を表す単位。ある基準値対する比を常用対数表したもの。 音の物理量を表す時は、人間可聴範囲の最低値基準値として、 それに対す増加量を示す。

デシベル

騒音とは人間不快感感じる音、すなわち、大きすぎる音、嫌な音色の音、突発的な音などを総称するが、一般的に大きな音を騒音ということが多い。

音には必ず発生源があり、固体面が振動している場合と、空気面の乱れ原因となっている場合とがある。固体面や空気面に強制力作用して振動乱れ発生すると、この面接している空気疎密波生じ、これが音波となって伝播鼓膜振動させ神経経て大脳達し音として感じさせる

音波伝播する速度音速といい、空気中の場合近似的に次の式で求められる

C = 331.5 + 0.61 t (C : 音速 m/秒、 t : 温度

従って、常温 t = 1015 では C = 340 m となる。

音源から毎秒放射される音波エネルギー音響出力といい P で表す。

音波単位面 1 m2 を毎秒通過するエネルギー音の強さといい、記号は(J)、単位は W/m2 を使う。

音波圧力音圧といい P で表し単位N/m2 で表す。

音の強さ音圧表現は J または P 表示では桁数多くなって不便なため、これを統括して簡単な数字で表す目的をもって音圧レベルという言葉用い、デシベル(dB)という単位与えた

dB単位とする量をレベルと呼ぶ。

音の強さ音圧音圧レベルとの関係は下記の通り

音の強さ(W/m2)
音圧レベル(dB )
音圧(N/m2)
10-4
80
2 × 10-1
-
94
1
10-2
100
2
10-1
110
-
-
104
10
1
120
20

デシベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/04 10:27 UTC 版)

ベル
bel

デシベル単位で目盛りが降られた騒音計
記号 B
種類 SI併用単位
レベル表現
定義 ある量 X と基準値 X0 の比の常用対数を取ったときの値
語源 アレクサンダー・グラハム・ベル
テンプレートを表示

デシベル (英語: decibel 記号: dB)は、諸々の物理量を基準量との比によって示すときのその対数のとりかたを示す単位であり[1]、底を10として対数をとり、得られた値をさらに10倍してあることを示す。なお、ベルは対数の底が10であることを示す単位であり、デシは10分の1を示す接頭辞である。もっぱらデシベルが使用され、ベルが単独で計量に使用されることが稀であるがこの理由は後述する。

デシベルは、電気工学振動音響工学などの分野で頻用され、の強さ、音圧レベル、電力比や電気機器の利得等の物理量を、特定の基準に対する比の対数の数値で表すときの単位である。

国際単位系(SI)においては、ベルおよびネーパと並んでSI併用単位に位置付けられている。なおSIにおいて比の対数の数値として表される量は無次元量である。

日本の計量法においては、SI単位のない量についての非SI単位と位置づけられていて、電磁波の減衰量、音圧レベル、振動加速度レベルの3つの物象の状態の量に対応する法定計量単位である[2]

定義

計量法における定義は次のとおり[3]

  • 電磁波の減衰量についてのデシベル:減衰前の電磁波の電力の減衰後の電磁波の電力に対する比の常用対数の十倍
  • 音圧レベルについてのデシベル:音圧実効値(パスカルで表した大気中における圧力の瞬時値と静圧との差の二乗の一周期平均の平方根をいう。以下同じ。)の十万分の二に対する比の常用対数の二十倍又は音圧実効値に経済産業省令で定める聴感補正を行って得られた値の十万分の二に対する比の常用対数の二十倍
  • 振動加速度レベルについてのデシベル:振動加速度実効値(メートル毎秒毎秒で表した加速度の瞬時値の二乗の一周期平均の平方根をいう。以下同じ。)の十万分の一に対する比の常用対数の二十倍又は振動加速度実効値に経済産業省令で定める感覚補正を行って得られた値の十万分の一に対する比の常用対数の二十倍

概説

都合上、まず「ベル」について解説する。

「ベル」の語源は、アレクサンダー・グラハム・ベルが電話における電力の伝送減衰を表わすのに最初に用いたことに由来する[4]

ベル

物理量のレベル表現とは、基準となる物理量に対するその物理量の比を対数で表した量である。底が 10 の常用対数で表す単位がベル(bel、記号: B)、底がネイピア数自然対数で表す単位がネーパ (neper 記号: Np)である。

基準量を A0 としたとき、物理量 A のレベル表現が LA であるとき

組立単位併用単位関連項目 Category:SI基本単位

「デシベル」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



デシベルと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

すべての辞書の索引



Weblioのサービス

「デシベル」の関連用語











デシベルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デシベルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
九州環境管理協会九州環境管理協会
財団法人 九州環境管理協会(以下、「当協会」とします)ホームページに記載されている全ての文章、写真その他の画像等の著作権は、すべて当協会に帰属します。これらを無断で転載・複製することは、私的使用または引用として使用する場合を除き、著作権法で禁止されています。
サラウンドWebサラウンドWeb
Copyright Japan Audio Society All Rights Reserved.
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
株式会社EMC鹿島株式会社EMC鹿島
© Copyright EMC Kashima all right reserved.
ダイキン工業ダイキン工業
Copyright (C) 2025 DAIKIN INDUSTRIES, ltd. All Rights Reserved.
建機プロ建機プロ
Copyright (c) 2025 SHIN CATERPILLAR MITSUBISHI LTD.All rights reserved.
キャタピラージャパン建機プロ -次世代の砕石業研究会-
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデシベル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS