タム22000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 10:24 UTC 版)
「国鉄タム2000形貨車」の記事における「タム22000形」の解説
タム22000形は糖蜜専用の15t積み私有貨車(タンク車)である。 当初タム2000形の軸ばね支持装置は一段リンク式であったが、貨物列車の最高速度引き上げが行われた1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正対応のため、2両(タム2000,タム2001)は二段リンク式に改造したが、未改造の車が1両(タム2002)残り、区別のため別形式(タム22000形)とした。車番は現番号に「20000」を加えて「タム22002」となった。改造内容は標記類の書き換え以外何もなく、むしろ本形式の方が本来のタム2000形ともいえる。 所有者は日本甜菜製糖であり、十勝清水駅を常備駅として運用された。 塗色は、黒であり黄色(黄1号)の帯を巻いている。全長は6,800 mm、実容積は11.0 m3、自重は9.8 t、換算両数は積車2.6、空車1.0、最高運転速度は65 km/h、車軸は12 t長軸であった。 1976年(昭和51年)6月4日に廃車となり、同時に形式消滅となった。
※この「タム22000形」の解説は、「国鉄タム2000形貨車」の解説の一部です。
「タム22000形」を含む「国鉄タム2000形貨車」の記事については、「国鉄タム2000形貨車」の概要を参照ください。
- タム22000形のページへのリンク