太陽の雪【タイヨウノユキ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5686号 |
登録年月日 | 1997年 7月 28日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 太陽の雪 よみ:タイヨウノユキ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 7月 29日 | |
品種登録者の名称 | 沖縄県花卉園芸農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県浦添市字勢理客555番地の29 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 園田茂行 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「金丸富士」に育成者所有の無名品種を交配して選抜,育成されたものであり,花は黄白色のやや大輪で,一輪仕立ての電照栽培向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は赤紫,強さ及び縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長及び葉幅は50~74mm,基部の形は平,先端部分の形は鋭尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,葉の表面及び裏面の色は緑,光沢度及び厚さは中である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は200~399,管状花数は10~49,分布は散在,全長は5.0~5.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は尖る,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は10.0~14.9mm,外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2501),裏面の色は黄白(同2502),外花弁の角度は下向,花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色,花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは30~39mm,花首の長さは20~29mmである。季咲きの開花期は秋で,育成地(沖縄県名護市)における自然開花期は10月下旬である。 「金丸富士」と比較して,花弁先端の形が尖ること,外花弁の角度が下向きであること等で,「秀芳の力」と比較して,茎の色が赤紫であること,葉の先端部分の形が尖ること,外花弁の角度が下向きであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(沖縄県名護市)において,「金丸富士」に育成者所有の無名品種を交配して得られた実生の中から昭和59年に選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成元年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「雪山」であった。 |
- 太陽の雪のページへのリンク