セマティック・マッパー
読み方: せまてぃっく まっぱー
【英】: thematic mapper
【英】: thematic mapper
ランドサット 4 号および 5 号に搭載された発展型のマルチスペクトラル・スキャナー(MSS)で、多バンド化( 7 バント)、高分解能化(30m)されている。スペクトル・バンドは 0.45 ~ 0.52μm 、0.52 ~ 0.60μm、0.63 ~ 0.69μm、0.76 ~ 0.90μm、1.55 ~ 1.75μm、10.3 ~ 12.5μm、および 2.08 ~ 2.35μm の 7 バンドである。短波長域の最初の 4 バンドは従来の MSS に比べてやや短波長寄りにし、岩石分類に有効な 1.1 ~ 3.0μm の波長範囲を二つに分け、岩石の反射率が最も高い 1.6μm 帯、水酸基の振動を利用する 1.74μm を含むバンド 5 、粘土、雲母、炭酸塩岩の同定に有効な 2.0 ~ 2.5μm のうち 2.8 ~ 2.35μm を持つバンド 7( 6 と 7 の順序に要注意)を加えている。乾燥地域裸地という条件が満たされていれば、既存の地質図にも劣らない岩石分布状況が把握できることが立証されており、今後の利用が期待される。従来の MSS シーンの広さと同じため、データの量は約 34.6 メガバイトから約 294 メガバイトに増加している。 |

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