クロノスとは? わかりやすく解説

クロノス【Kronos】

読み方:くろのす

ギリシャ神話で、天空の神ウラノス大地女神ガイア末子。父の王位奪ったが、のちにわが子ゼウス征服され地底幽閉された。ローマ神話サトゥルヌス同一視された。


クロノス(NASDAQ:KRON)

住所: 297 Billerica RoadChelmsford, MA 01824United States
電話: 1- (978) 250-9800
FAX: 1- (978) 367-5900
ウェブサイト: http://www.kronos.com/
業種: テクノロジー
業界: ソフトウェア

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クロノス

名前 CronosKronos

クロノス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 21:29 UTC 版)

クロノス
Κρόνος
農耕の神
位置づけ ティーターン
武器 アダマスの鎌(ハルパー
シンボル ハルパー
配偶神 レアー
ウーラノス, ガイア
兄弟 オーケアノスクレイオスヒュペリーオーンイーアペトスコイオステイアー、レアー、テミスムネーモシュネーポイベーテーテュース
子供 ヘスティアーデーメーテールヘーラーハーデースポセイドーンゼウスケイローン
ローマ神話 サートゥルヌス
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クロノス古希: Κρόνος, Kronos)は、ギリシア神話の農耕のである。巨神族ティーターンの長であり、ウーラノスの次に全宇宙を統べた二番目の神々の王でもある。アダマスの鎌を武器とする。ゼウスの父親としてもよく知られており、ティーターン神族を率いてオリュンポスの神々と大戦争を行った。

名称

時間の神クロノス (Χρόνος, Khronos) と発音が近い(英語では同音)ため、混同されることがあるが、別の神である。古典ギリシア語においては κ無気音 [k] で、χ有気音 [kʰ] であり、若干異なる。これらの発音はしばしば混同され、当のギリシア人ローマ人も混同することがあった。

ギリシア神話

ジョルジョ・ヴァザーリの描いた、クロノスとウーラノス

ヘーシオドスの『神統記』によればウーラノスガイアの息子でティーターンの末弟[1]レアーの夫であり、ハーデースポセイドーンゼウスおよびヘーラーヘスティアーデーメーテールの父でもある[2]。また、愛人であるニュンペーピリュラーとの間に半人半馬の賢者ケイローンをもうけた[3]

父であるウーラノスの性器を、刃が魔法の金属・アダマスでできた鎌で切り取って追放するが、自身も父親と同様キュクロープスたちをガイアの胎内に押し込めていたためガイアの怒りを買い、後に息子であるゼウスに討たれた。彼は父同様、子にその権力を奪われるという予言を受けたため、子供が生まれるたびに(ヘスティアー、デーメーテール、ヘーラー、ハーデース、ポセイドーンの順に)飲み込んでしまったという。

最後に生まれたゼウスだけは、母のレアーが偽って石をクロノスに飲ませたために助かった。クレーテー島で(牝山羊アマルテイアによって)密かに育てられたゼウスは、クロノスに兄弟を(飲み込んだときとは逆の順に)吐き出させ(このとき、兄弟の序列が入れ替わり、末子であるゼウスが最高神となった)、兄弟は力を合わせて、クロノスらティーターン神族を倒した。

クロノスの子供たち
炉の女神ヘスティアー
豊穣の女神デーメーテール
結婚と出産の女神ヘーラー
冥界の王ハーデース
海の王ポセイドーン
神々の王ゼウス
ケイローン

ローマ神話

黄金時代に地上を統べた王、農耕神とする伝承もあり、収穫祭で盛大に祀られた。このことから、ローマ神話における農耕神サートゥルヌス英語読みでサターン)と同一視される。

脚注

注釈

出典

  1. ^ ヘーシオドス『神統記』133-138。アポロドーロスビブリオテーケー』1巻1・3。
  2. ^ ヘーシオドス、453 - 458。アポロドーロス、1巻1・5。
  3. ^ ロドスのアポローニオス『アルゴナウティカ』2巻1231 - 1241。アポロードロス、1巻2・4。ヒュギーヌス『ギリシア神話集』序文、138。

関連項目


クロノス (Kronos)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:20 UTC 版)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事における「クロノス (Kronos)」の解説

時間の神。タイタンたちリーダー

※この「クロノス (Kronos)」の解説は、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の解説の一部です。
「クロノス (Kronos)」を含む「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事については、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の概要を参照ください。

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