キス・ワルツとは? わかりやすく解説

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キス・ワルツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 15:53 UTC 版)

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キス・ワルツ』(ドイツ語: Kuss-Walzer作品400は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したウィンナ・ワルツ

楽曲解説

シュトラウス2世の25歳年下の妻、アンゲリカ(リリー)

1881年11月に初演されたオペレッタ『愉快な戦争』のメロディーを用いて作曲されたワルツで[1]1882年1月の宮廷舞踏会において披露された。妻アンゲリカ(リリー)に献呈された作品であり、その献辞は25歳年下の「愛する妻アンゲリカへ」というものであった。

序奏


 \relative c' {
  \new PianoStaff <<
   \new Staff { \key e \minor \time 2/2
    \tempo \markup {
     \column {
      \line { Andantino maestoso. }
     }
    }
    <b' b'>8( <d d'> <g, g'> <a a'> <b b'>4-. <b b'>-.) <b b'>8( g' d g <b b,>2) <b b,>8( <d, d'> <g, g'> <a a'> <b b'>4-. <b b'>-.) <b b'>8( g' d g <b b,>2) <b b,>8( <a a,> <a a,> <b b,> <d d,>4-. <c c,>4-.) <b b,>8( <a a,> <a a,> <gis gis,>) <a a,>2 <b b,>8( <a a,> fis d e4-. <a a,>4-.) d,8( e d cis d2)
   }
   \new Dynamics {
    s\f
      }
   \new Staff { \key e \minor \time 2/2 \clef bass
    <g,,, b d g>2-> <g b e g>-> <g b d g>-> <g b e g>-> <g b d g>-> <g b e g>-> <g b d g>-> <g b e g>-> <d' fis c'>-> <d e g c>-> <d fis c'>-> <d e g c> <d fis c'>-> <d e g c> <d fis c'>~ <d fis c'>8 <c c'> <b b'> <a a'>
   }
  >>
 }

余談だが、この頃アンゲリカは劇場監督フランツ・シュタイナードイツ語版との不倫に走ろうとしていた。シュトラウス2世は妻の浮気を疑っていたらしく、1882年7月28日、妻に宛ててこのような手紙を書き送っている。

元気でね。心からのキスを送る。やさしいリリー。でも、ぼくから離れないで、一緒にいてくれよ[1]

ニューイヤーコンサート

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場は以下の通りである。

出典

  1. ^ a b ケンプ(1987) p.160-161

参考文献

外部リンク

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
Kuss Walzer - Harmonie St.Agnes Bunde 演奏。公式YouTubeチャンネル。
Kusswalzer - Rec & Play Media



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