ガラス固化体の放射能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/27 01:31 UTC 版)
「ガラス固化体」の記事における「ガラス固化体の放射能」の解説
ガラス固化体1本あたりの放射能の経時変化は、製造直後は平均4x1015(4000兆)Bq、最大45x1015(4京5000兆)Bqで、100年後に1/10の4x1014Bq、1000年後に1x1013Bq、1万年後に2x1012Bq、10万年後に7x1011Bq、100万年後に3.5x1011Bq、1千万年後に1.5x1010Bq、1億年後に8x108Bq(8億ベクレル)へと減衰する 。 注:数値はリンク先の対数グラフの目測であり正確な数値ではない。 <参考値> 福島原発事故により大気中に放出された放射性物質の放射能は、570x1015Bqと見積もられており、これは平均ガラス固化体143本分に相当する。最大放射能のガラス固化体では13本相当となる。 資源エネルギー庁では製造直後のガラス固化体の放射線の人体に及ぼす影響は、その表面では1,500Sv/hで、これは約20秒で100%が死亡するとされる7Svの被曝を生じる線量であり、50年後に1/5(表面線量は1/9の160Sv/h)、千年後に1/3,000、数万年後にウラン鉱石と同レベルになると推定している。
※この「ガラス固化体の放射能」の解説は、「ガラス固化体」の解説の一部です。
「ガラス固化体の放射能」を含む「ガラス固化体」の記事については、「ガラス固化体」の概要を参照ください。
- ガラス固化体の放射能のページへのリンク