カワゲラとは? わかりやすく解説

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かわ‐げら〔かは‐〕【川螻蛄/襀翅/×𧐐】

読み方:かわげら

カワゲラ目カワゲラ科の昆虫体長1.41.8センチ

カワゲラ目昆虫総称体長1〜3センチ。体は平たく多く黄褐色斑紋があり、尾毛を2本もつ。翅(はね)は膜質幅広く川岸ひらひらと飛ぶ。静止するときは前翅後ろの上積み重ねる幼虫代表的な水生昆虫の一で、川の中の礫(れき)の上にすみ、体の構造成虫と同様。襀翅(せきし)類。


〓翅

読み方:カワゲラ(kawagera)

カワゲラ科の昆虫


読み方:カワゲラ(kawagera)

カワゲラ科の昆虫

学名 Kamimuria tibialis


〓翅

読み方:カワゲラ(kawagera)

カワゲラ科の昆虫

学名 Kamimuria tibialis


カワゲラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 13:06 UTC 版)

カワゲラ目(襀翅目)
生息年代: Guadalupian–現世
カワゲラ科のモデル
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カワゲラ目 Plecoptera
英名
Stonefly
亜目
  • ミナミカワゲラ亜目
  • キタカワゲラ亜目
カワゲラの幼虫

カワゲラ(川螻蛄)は、襀翅目(せきしもく、カワゲラ目、Plecoptera)の昆虫の総称。多新翅類に所属する。

特徴

体は上下に少し扁平になっており、頭から尾の先まであまり幅の変わらない棒状。やわらかくて弱い。ほとんどの種で前翅より後翅の方が広く、不飛翔時は体の幅と同じくらいに扁平に重ねて翅をたたむ。トワダカワゲラ(Scopura longa Ueno)やセッケイカワゲラのように翅のないものもある。

幼虫水生で、その形は成虫とほぼ同じだが、翅を持たず、体表(胸部、腹部)にを持つ。成虫はすべての種で陸生である。成虫咀嚼口式であるが、摂食活動は行わず、交尾産卵すると死ぬ。また、幼虫期の長さには種によってばらつきがある。

新翅下綱の昆虫のなかでは最も原始的な昆虫のグループのひとつで、ペルム系の地層からは現在の種に近い昆虫の化石が発見されている。

長野県伊那市周辺などでは、幼虫はざざむしとして食される。ヤマメアマゴ等の渓流釣りの定番の餌でもある。オニチョロと呼ばれる。

幼虫を採取して止水環境に置くと、肢を屈伸させる腕立て伏せ運動のような行動が見られる。これは、体に近い範囲の水を撹拌して入れ替えることで鰓に新鮮な水を触れさせて呼吸するためだと考えられている。[1]

参考文献

関連項目

出典

  1. ^ Genkai-Kato, M., K. Nozaki, H. Mitsuhashi, Y. Kohmatsu, H. Miyasaka, and M. Nakanishi. 2000. Push-up response of stonefly larvae in low-oxgen conditions. Ecological Research. 15: 175-179.

「カワゲラ」の例文・使い方・用例・文例

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