カルセドニーとは? わかりやすく解説

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カルセドニー【chalcedony】

読み方:かるせどにー

玉髄


カルセドニー(Chalcedony)

カルセドニー
Gisemetits de Sidi-Rahal,Haut Atlas,Morocco
SiO2 画像の幅約3cm

鍾乳石のように伸びた美しいカルセドニー(玉髄)の標本です。
石英顕微鏡的な結晶集合して塊状になったものをカルセドニー
呼びます

カルセドニー(Chalcedony)

カルセドニー
Vani,Nasik,Maharashtra,India
SiO2 画像の幅約3.5cm

微細な石英針状結晶集合したカルセドニー(玉髄)の標本です。
本来のカルセドニーは「針の伸長方向がC軸方向でないのも」ですが、
この標本結晶がC軸方向伸びてます。
このような標本をQuartzinとも呼びますが、あまり使われない名称なの
でカルセドニーのラベルとなってます。

玉髄

(カルセドニー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 09:16 UTC 版)

玉髄
Chalcedony
分類 酸化鉱物, 水晶グループ
化学式 二酸化ケイ素 (SiO2)
結晶系 三方晶系 か 単斜晶系
モル質量 60 g/mol
へき開 Absent
断口 不平坦状, 多片状, 貝殻状
モース硬度 6–7
光沢 蝋光沢, ガラス光沢, 無光沢, 脂肪光沢, 絹糸光沢
様々
条痕
透明度 半透明
比重 2.59–2.61
文献 [1]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示
玉髄製のナイフ、AD 1000-1200

玉髄(ぎょくずい、英語: chalcedony[2]カルセドニー)とは、石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物変種。美しいものは宝石として扱われる。

語源

Chalcedony という語は、ラテン語の chalcedonius(別名:calchedonius)という語から来ている。この語は、大プリニウス博物誌には、半透明の碧玉(ジャスパー)のくくりとして記される[3]。さらに語源を遡ると、現在のイスタンブールにあるカドゥキョイ地区にあった古代都市カルケドンラテン語: Chalcedon)に由来するものとされている[4]

産出地

性質・特徴

含まれる不純物によっていろいろな色があり、それぞれ様々な名称で呼ばれている。

紅玉髄べにぎょくずい、カーネリアン
全体が赤色のもの。
緑玉髄りょくぎょくずい、クリソプレーズ
緑色のもの。
瑪瑙めのう、アゲート
石英や蛋白石との縞状模様のもの。
碧玉へきぎょく、ジャスパー
不純物をかなりの量含んでいて不透明なもの。
血石(けつせき、ブラッドストーン、血碧玉)
碧玉のうち斑点状に赤色が混じっているもの。

用途・加工法

石器時代には石器の素材として珍重された。江戸時代には火打石としても用いられた。

現代でも、飾り石や帯留数珠などの装飾品、高級な食器などに加工されて利用されている。

脚注

  1. ^ Duda, Rudolf; Rejl, Lubos (1990). Minerals of the World. Arch Cape Press 
  2. ^ 文部省 編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、30頁。ISBN 4-8181-8401-2 
  3. ^ Pliny the Elder. “chapter 7”. 博物誌. Book 37. p. 115. https://books.google.co.jp/books?id=oHlGAAAAYAAJ&pg=PA163 
  4. ^ 松原聰. “玉髄 ぎょくずい chalcedony”. 日本大百科全書. 2018年8月5日閲覧。
  5. ^ Streeter, Edwin (1898). Precious Stones and Gems. p. 237 

参考文献

関連項目

外部リンク

  • Chalcedony (英語), MinDat.org, 2011年12月13日閲覧

カルセドニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/10 03:20 UTC 版)

イデアの花」の記事における「カルセドニー」の解説

初登場時15歳ルビィ亡命後に生を受けた次男アゲートの弟。周囲が何でもやってくれて不自由しないし、当主になるのだと言われ育ちアゲート言葉理解できなかったが、神器手に入れて不老不死の謎を解明しようアゲートを傷つけたアルマンディン激怒し漸く彼を拒絶して自身考え歩き始める。

※この「カルセドニー」の解説は、「イデアの花」の解説の一部です。
「カルセドニー」を含む「イデアの花」の記事については、「イデアの花」の概要を参照ください。

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