ウインタースポーツとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > スポーツ > 競技 > スポーツ > ウインタースポーツの意味・解説 

ウインター‐スポーツ【winter sports】

読み方:ういんたーすぽーつ

スキースケートなど、冬季行われるスポーツ


ウィンタースポーツ

(ウインタースポーツ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/01 19:34 UTC 版)

ウィンタースポーツ: winter sport)とは、スポーツのなかでも特に季に行われるものの総称。スキースノーボードスノーホッケーなどのように上で行われるもの、スケートボブスレーリュージュカーリングなどのように上で行われるものがある。スポーツ全般は競技として行われる場合も楽しみで行われる場合もあるわけだが、ウィンタースポーツも同様で、楽しみ、レジャーとして行われる場合と競技として行われる場合がある。特に競技として行われるものについては日本語では冬季競技(とうききょうぎ)と呼ぶこともある。

レジャー

レジャーとして行われるメジャーなウィンタースポーツとしてはスノーボード、スキー、アイススケートなどがある。

他にもスノーシューイングアイスクライミングスノーカイト、アイスセーリング、楽しみで行う犬ぞりなどもある。

雪上競技

アルペンスキー

アルペンスキー

アルペン(: Alpen)はドイツ語でアルプス山脈を意味し、アルペンスキーとはその山岳地帯で発展したスキー競技のことをいう。山の急斜面を滑り降りる。[1]

ノルディックスキー

アルペンスキーに対して、北ヨーロッパの丘陵地帯で発展した距離(クロスカントリー)、飛躍(ジャンプ)、複合(コンバインド)といったスキー競技はノルディック(: Nordic、北欧の)と呼ばれるようになった[1]

クロスカントリースキー

クロスカントリースキー

の積もった森林丘陵に設けられたコースをスキーで走る[1]

スキージャンプ

スキージャンプ

大会では、飛距離と飛型を点数に換算し、その合計を競う[1]

バイアスロン

クロスカントリーとライフル射撃を組み合わせた競技で、スキーの走力とともに射撃の技術が求められる[1]国際バイアスロン連合の管轄であり、国際スキー連盟の下ではノルディックスキーに含まれない。

フリースタイルスキー

ジャンプや空中演技を交えながら特設のゲレンデやジャンプ台を滑り降りる競技で、技やスピードを競う。モーグルエアリアルなどいくつかの種目がある。[1]

モーグルのターン。

モーグル

モーグル(Mogul)とはノルウェー語で「雪上のコブ」を意味する言葉で、それが競技名になっており、雪面に規則的なコブが配置された急斜面をターンを繰り返して滑り降りつつ、途中でジャンプして空中回転などもする競技であり、おもに(1)ターン技術、(2)エアー演技、(3)スピード を評価して総合点で競い合う。

エアリアル

エアリアル

スキーで空中演技を競う競技。 長さ160cm程度のスキー板をはいて空中に飛び上がり、着地するまでの短い時間に、さまざまな宙返りをすることを競い合う。

スロープスタイルで見られる技、スイッチ7アイアン(switch 7 iron)

スロープスタイル

スロープ(つまり斜面)に設置された複数の「キッカー」(つまりジャンプ台)やレール(つまりレール状や棒状の物体)、ボックスなどの障害物のあるコースで、トリックやジャンプを組み合わせて総合滑走能力を競う競技。前の先端も後の先端も反り返っているスキーをはき、前向きにも後向きにも滑る。

スノーボード

両足を固定できるようにした1枚の板に横向きで乗り、雪の斜面を滑る競技。1960年代のアメリカで始まったと言われる。技を競う種目とタイムを競う種目とがある。[1]

ハーフパイプ

スノーボードのハーフパイプ

ビッグエア

スノーボード・スロープスタイル

スロープスタイル

スノーボードクロス

スノーボードクロス

パラレル大回転

氷上競技

スピードスケート

スピードスケート

ロングトラックは、1周400mのトラックをスケートで滑り、スピードを競う。内側と外側の2つのコースに分かれたダブルトラックレースと、走路が仕切られていないシングルトラックレースがある。[1]

ショートトラック

1周111.12mのトラックを複数の選手が同時に滑り、順位を競う。いつでも追い越しができるため、目まぐるしく順位が変わったり、コースの奪い合いで選手どうしが接触したりする。[1]

フィギュアスケート。ペアスケーティング。

フィギュアスケート

音楽に合わせて氷上をスケートで滑り、スピンジャンプステップなどの技術や美しさを競う。

1人で行うシングルスケーティング、男女2人で行うペアスケーティングアイスダンスなどがある。[1]

アイスホッケー

アイスホッケー

スケートを履いて防具を身につけた6人ずつの2チームが、スティックを使ってパックをゴールの中に入れ合い得点を競う。最高50 km/h以上で選手は走り回り、パックの速度は150 km/h以上と言われ、選手どうしの体当たりなどもあり「氷上の格闘技」と呼ばれる。[1]

カーリング

カーリング

ハンドルのついた平らな円形のストーンを氷上で滑らせて約40m先の円に入れ、得点を競う。1人の選手がストーンを放つと、その通路を2人の選手がブルームで掃き、ストーンの速度や方向を調節する。「氷上のチェス」とも呼ばれる。[1]

男女別の競技ばかりが開催されていたが、次第に男女混成チーム同士で対戦する面白さも知られるようになり、2008年より世界ミックスダブルスカーリング選手権が始まった。オリンピックでは2018年の平昌大会からミックスダブルス競技が始まった。

そり競技

ボブスレー(1951年)

着座あるいはうつ伏せの姿勢でそりに乗ってコースを滑走するスポーツ。

近代スポーツとしてのそり競技(ボブスレー・リュージュ・スケルトン)は19世紀にスイスサンモリッツを休暇で訪れていたイギリスからの客たちが配達用のそりを遊戯用に改造したのが発祥で[2]、競技トラックの多くは中欧に所在する。

冬季オリンピック競技にはボブスレーリュージュスケルトンの3競技が採用されている[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l こどもくらぶ (2017), ウィンタースポーツ, スポーツ日本地図, 4, ベースボール・マガジン社, p. 4-14,16-21,24-27, ISBN 9784583110349 
  2. ^ 野々宮徹 (1997), 雪と氷のスポーツ百科, 大修館書店, p. 184, ISBN 4-469-26376-1 
  3. ^ 平昌オリンピック2018 競技一覧”. 日本オリンピック委員会. 2019年4月6日閲覧。

関連項目


「ウインタースポーツ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ウインタースポーツと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウインタースポーツ」の関連用語

ウインタースポーツのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウインタースポーツのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウィンタースポーツ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS