イントラネット【intranet】
イントラネット(いんとらねっと)(intranet)
イントラネット(intranet) は、インターネットの技術を、企業などのLANに応用したものだ。イントラ(intra)とは内部のという意味だ。TCP/IPの規格を使い、ネットワークを構築する。インターネットで使われているものと同じソフトウェアを利用する。
社内情報を掲示するには、たとえば各部署でホームぺージを作り、そこに情報を載せる。ホームページはHTMLで書くので、市販されているホームページビルダーなどのソフトを使うことができる。ページを開くにも、ネットスケープナビゲーターやインターネットエクスプローラーなど、インターネットで使われているものと同じブラウザを利用することができる。
その他、データの検索や電子掲示板の利用なども、すでに普及しているWWWの技術を使用する。
インターネットとの大きな違いは、イントラネットが社内だけのようにネットワークの利用が限定されている点だ。つまり、イントラネット外のアドレスを開くことはできない。
(2000.11.01更新)
イントラネット
イントラネット
イントラネット 【intranet】
イントラネット
イントラネット
イントラネットとは、インターネットの仕組みを利用し、特定のエリアと組織内メンバーなどの限定されたユーザーのみを対象として構築されたネットワークのことである。
イントラネットを構築する技術的な基盤は、ハードウェアもソフトウェアも、インターネットと全く同じである。具体的には、ネットワークインフラとしてイーサネットや無線LAN、光ファイバなどが用いられ、端末はTCP/IPによって接続され、HTTP、FTP、SMTPなどの通信プロトコルが用いられる。しかし、インターネット(internet)が「ネットワークのネットワーク」とも形容され、さまざまなネットワーク同士を相互に結合してグローバルかつ任意のユーザーに開放されているのに対して、イントラネット(intranet)は、「内部的な」(intra)、すなわち閉じたネットワークとして運用されている。
イントラネットがインターネットなどの外部ネットワークと接続する場合には、ファイアウォールが中間に設置されることが多い。この場合は、外部のインターネット側との接続は、セキュリティなどの観点から、利用サービス(ポート番号)や接続先コンピュータの制限が伴う。
イントラネットで用いられるシステムの構成としては、クライアントにブラウザ、サーバー側にApacheやIISなどのWEBサーバー、および、Oracle、MySQL、PostgreSQL、SQLサーバーなどのDBMSを配置することが多い。
イントラネットでは、インターネット上で標準化され、改良されてきた技術をもとに社内システムを構築することができる。このため、コンポーネントごとに、多数の選択肢の中から性能やコストに見合ったシステムを選択できる、また、技術進歩に追随することも容易である、という利点を持っている。企業専用のシステムを個別に構築する場合と比べて、導入コストをはるかに低く抑えることができる。
イントラネット上で運用されるシステムは、事業そのものを支える基幹システムをはじめ、情報共有に用いられるグループウェアや掲示板、メッセージを伝達する電子メール、予定を管理するスケジューラ、手続きの進行などを管理するワークフロー、出納を管理する財務会計システムなど多岐に渡る。社内向けにWebを立ち上げ、CMSなどを用いて社内情報の共有を図る場合も多い。イントラネットで用いる技術は基本的にインターネット標準をベースとしているため、インターネット上で注目された技術を導入することは容易である。
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イントラネット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/24 23:41 UTC 版)
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イントラネット(英語: intranet)は、組織内におけるプライベートネットワークで、インターネットの機器やプロトコルを利用してコスト削減と利便性の向上を図りつつ、企業内の情報をその中で扱うために必要な防護等の措置が講じられたものである。
イントラネット間の接続
イントラネット間の接続は専用線で構築する場合と、インターネット上に仮想の専用線を構築する場合がある。一般的に専用線を用いるケースの方がコストが高いが、セキュリティは強固である。
昨今ではインターネットが普及したこととコスト削減のため、virtual private networkの利用も多い。
歴史
インターネットの普及以前は独自のプロトコルや汎用機系のネットワークを使用していた企業内ネットワークにインターネットが導入され始めた頃に、「インターネット」からの転で使われ始めた語である。
当初においては、メーカー毎に独自のプロトコルで行っていたLANやWANにFTPやTCP/IP等インターネットで標準化している通信プロトコルを取り込み、汎用的なハードウェアの導入によるシステム構築の低価格化が目的であった。
導入当初は、メインフレームと言われる汎用コンピュータやオフィスコンピュータ等や端末機と通信機器が高価な専用機であったが、導入の容易な通信機器の分野から導入が始まった。
まず、各コンピュータや端末機がモデルチェンジする際に10BASE等のインターネットで標準化されているインターフェイスを追加することにより通信の為のインターフェイスを共通化させ、他社装置間の通信を容易にし、通信に掛かる開発コストなどを押し下げた。導入当初はパーソナルコンピュータが高価であったため、専用端末を使用していたが、Windows 3.1が登場した付近からパーソナルコンピュータの低価格化が進み、パーソナルコンピュータに専用端末機のエミュレーション機能を盛り込むことなどによって、システムの低価格化を推し進めた。
当初は同一社屋内の汎用コンピュータやオフィスコンピュータ等と端末機間の通信に限られていた。後に、光モデム(専用線仕様)等が登場し、離れた地点同士でイントラネットの環境を使えるようになり、現在のイントラネットとしての形が整った。また、光ファイバーによるトークンリングと呼ばれる高速LAN設備などが登場するなどイントラネット専用機器も増えて行った。
工業系・流通系・金融系のイントラネット
外部からのネットワークへの侵入を嫌うため(事務処理系を除き)通信手段のみの導入に限っていることも多い。そういった場合、いわゆる「物理的な隔離」により、内外の機器間は絶対に直接接続せず、同一の機器は内外のネットワークの必ず片方だけにしか接続しない、という構成とする。
- オールトヨタイントラネット(ATI) - トヨタシステムズが提供する世界最大級のトヨタグループ各社向けイントラネットワーク
- G-Net - NTTコムウェアが提供するNTTグループ各社向けイントラネットワーク
- JNX(Japanese automotive Network eXchange) - 自動車産業をはじめとする産業界をつなぐ業界共通ネットワーク
関連項目
イントラネット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 20:28 UTC 版)
通常はプライベートIPアドレスを指定する。クラスCの192.168.n.nで始まるアドレスを多く使用する(詳細はイントラネットを参照)。
※この「イントラネット」の解説は、「サブネットマスク」の解説の一部です。
「イントラネット」を含む「サブネットマスク」の記事については、「サブネットマスク」の概要を参照ください。
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