アセトニトリル
アセトニトリル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 17:38 UTC 版)
アセトニトリル | |
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エタンニトリル | |
別称 メチルシアニド、シアノメタン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-05-8 |
RTECS番号 | AL7700000 |
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特性 | |
化学式 | C2H3N |
モル質量 | 41.05 g/mol |
示性式 | CH3CN |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 0.786 g/mL 液体 |
融点 |
−45 °C, 228 K, -49 °F |
沸点 |
82 °C, 355 K, 180 °F |
水への溶解度 | 可溶 |
溶解度 | 有機溶媒 |
酸解離定数 pKa | 25 |
危険性 | |
EU分類 | 可燃性, 有害 |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R11, R20/21/22, R36 |
Sフレーズ | (S1/2), S16, S36/37 |
引火点 | 2 °C |
関連する物質 | |
関連するニトリル | プロピオニトリル, ブチロニトリル |
関連物質 | 酢酸, アセトアミド, エチルアミン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アセトニトリル(英: acetonitrile)は有機溶媒の一種で、最も単純なニトリルである。IUPAC系統名としてエタンニトリル (ethanenitrile)、シアン化メチル (methyl cyanide) シアノメタン (cyanomethane) と表記できる。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[1]。
性質
引火点 2 ℃(密閉式)[2] の可燃性の無色の液体である。エーテルの様な独特の臭気を持ち、大きな誘電率 37.5 (20 °C) を持つ。非プロトン性極性溶媒で、水と任意の割合で混合する。多くの有機溶媒とも混合するが、石油エーテル(ペンタン・ヘキサン)などのパラフィン系溶媒とは分離する。
製法
工業的にはソハイオ法により、プロピレンとアンモニアと酸素からアクリロニトリルを製造する際の副産物として得られる。アクリロニトリルを 100 L 製造するとき、2〜4 L のアセトニトリルが共に得られる[3]。
実験室的にはアセトアミドCH3CONH2を五酸化二リンP2O5で脱水したり、硫酸ジメチルとシアン化カリウムを反応させたり、ハロゲン化メチルにシアン化ナトリウムを反応させれば(下式)アセトニトリルが得られるが、通常は市販品を入手する。
アセトニトリルと同じ種類の言葉
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