3つの問題
子犬が実家にやってきてほぼ1ヶ月半が経過。心配していた3つの問題があった。以下に列挙。
- 防寒
- 夜鳴き
- トイレ
最後まで頭を悩ませたのはトイレ問題だったが、そのトイレ問題も成功率(指定された場所でできる確率)が8割を超えたくさいので、ほぼ合格点ということで今回ご報告を兼ねてまとめておこうと思う。
防寒対策
まずは防寒。犬種はチワワ、しかも毛の短いスムースだ。実家に来たのがこれから冬を迎えようという11月上旬だったので、寒い秋田の冬を無事越せるかどうかが一番の心配だった。
しかし結論から言うと、それほど心配する必要はなかったということになる。現状は...
...という程度の対策で済ませている。子犬は体調を崩すこともなく元気に朝を迎えている。誤解を恐れず感じたことを書いちゃうとこうだ。チワワといえども犬は犬、寒さに弱いといっても人間が思うほど弱くない。冷える夜も犬の周囲を囲った環境にしてやると自分の体温調整でかなり対応できる力を持っている。
夜鳴き対策
現状は夜鳴きなし。就寝時間になると素直にハウスするし、クレートに入れた湯たんぽに身体を寄せて寝る体制になって落ち着く。最初は部屋の灯りを消すとクークー鳴いていたが、今はうんともすんとも言わない。結論、これは単に馴れの問題だと思う。「そういうもんだ」と犬に思わせることに尽きる。犬が「そういうもんだ」と思うのに要する期間は1週間から2週間くらいだろうか。
トイレトレーニング
これはYouTubeの関連動画を見ていろいろ試した。そして失敗も繰り返した。最後まで残った問題だったが、ようやく現状8割くらいの成功率になっている。その現状とはこんな感じ。
就寝中
ケージの中にクレートとトイレシート(網枠でセットするタイプのトレーを利用)を並べて設置。ケージの大きさの関係でクレートとトイレの間隔はほとんどなし。夜はこの状態にして寝せている。
当初はケージを使ってなかったからクレートに入れて扉を閉じ一旦就寝、夜中に起きてクレートの扉を開けてやりトイレシートまで誘導してトイレが済んだらクレートに戻す...みたいなことをやっていた。
ところが私の方が途中でギブアップしてしまった。ケージを買って現状のスタイルにした。子犬は夜中に自分で起きてクレートと並べたトイレシートにオシッコとウンチを朝までに済ませている。クレートの中に粗相はしないのだから偉いものである。最初からケージを買ってスタートさせるのが正解だったかも、と今は思っている。
日中
朝起きて子犬をケージの外に出してやるのだが、その際、トイレシートもケージの外に移動させ、ケージの中はクレートのみの状態にする。ケージの入口のすぐ横に食器(餌と水のつながっているタイプ)とトイレシートを設置している。子犬は頻繁に水を飲みに戻るのだが、その後でトイレシートの上でオシッコをする。
トイレトレーニングを始めて1週間はケージの中にトイレシートを置いたまま、ケージの中のトイレシートにオシッコをしたら褒めてケージから出してやりご褒美のオヤツというトレーニングを繰り返した。ケージの中のトイレシートにオシッコすれば良い事があると覚えさせるという作戦だ。
2週間めに入り、朝、ケージの外に出したら、あとはケージの扉を開放、オシッコがしたくなったらケージの中のトイレシートまで戻るという行動を目指したが、水を飲みにケージのところまでは戻るが、そこからケージの中のトイレシートまでは戻ってくれない。水を飲んでその近くでオシッコをしてしまう。そういう失敗が何度かあった。「それなら」とトイレシートをケージの外に出し、食器のそばに並べてやった。それから成功率が高くなり現状に至る。
ケージから離してもう1つ
ケージの中(日中はケージ前)に置いたトイレシートとは別にもう1つ「大きめのトイレシート(こっちも網枠でセットするタイプのトレーを利用)」を部屋のケージとは反対側の隅に設置した。こっちは主にウンチ用である。
オシッコはケージ前に設置したトイレシートにするのに、ウンチだけはなぜか部屋の反対側にするという失敗がたびたびあった。調べてみると、オシッコと同じ場所にウンチをしない理由として「トイレの場所が狭いから」というのがあった。なのでウンチをしてしまうケージと反対側の場所にもう1つ「大きめのトイレシート」を置いてやったのだが、狙いは的中、ウンチはそこで定着した。
で、大きめのトイレシートにはウンチだけでなくオシッコもするようになった。もちろんその場合もグッド、褒めてご褒美をやる。同様にケージ前に設置した小さいトイレシートにはウンチもするようになった。これもご褒美対象であるw。
やってみて気づいたこと(まとめ的なこと)
今回、YouTubeの関連動画などを見ながら試行錯誤したのだが、失敗して分かったこと、勘違いしていたことなどがいくつかあったので思いつくまま書いておく。参考になれば。
最初はケージがあった方が楽ちん
完成形は「部屋にクレートとトイレシートを置くだけ」として、いきなりその状態から始めたがそれが失敗だった(私には無理だった)。やはりケージ(またはサークル)は必要で、その中にクレートとトイレシートを置いて始める方が楽だし早くトイレを覚えるような気がしている。
子犬のオシッコサイクルは短いから、クレートとオシッコシートのみだと飼い主が夜中に起きてクレートの扉を開けてトイレシートまで誘導してやる必要があるが、ケージの中に上の2つを設置しておけばその手間は省ける。最初からケージを買ってスタートしておけばもう少し早くトイレトレーニングは終わっていたと思う。
トイレシート設置場所は複数あってよい
ケージの中(または近く)に設置したトイレシートまで戻ってきてトイレしてくれるのが理想(目標)だが、子犬にはなかなかハードルが高い。ウンチも上に書いたような理由でオシッコとは別の場所にやりがちだった。
なのでよく粗相してしまう場所にもう1つトイレシートを置いてやるのが良さそうだ。成功体験を増やしてやる、それが狙いでもある。決まった場所でやってくれることが大事で、それが1箇所から2箇所に増えたからといって大きな問題ではない。馴れてきたらいずれ1つにしていくこともできる。
トイレシートのトレーは網枠のタイプが便利
最初はトイレシートのみを設置するのが目標だったが、うちの子犬は室内に敷いてあるカーペットの上でやらかす間違いが多かった。子犬は足裏の感触でトイレシートかどうかを判断するらしいのだが、室内に敷いてあるカーペットの感触とトイレシートの感触を区別できなかったみたいだ。網枠でトイレシートを固定するタイプのトレーだと網の感触が独特で区別できるのだと思う。このトレーにしてからは失敗はなくなった。
トイレの前兆が見られたら声掛けはしない
オシッコの前兆としてクンクン床の匂いを嗅ぐ行動が始まるのだが、トレーの上でそれを始めたときに「ワンツーワンツー」などと声を掛けてやったら、こっちに気を取られ止めてしまうことがときどきあった。で、声を掛けた私の方へ歩いてくる途中で粗相してしまう。あぁ、失敗...。
ケージの中にトイレシートを置き、その中に入れてトイレをしたら出してやるというトレーニングを1週間ほど続けたが、そのときの声掛けは有効だと思う。が、そのトレーニングを終えて、フリーにしてやり、そこからトイレシートへ戻って前兆行動が見られたら声掛けは不要である。というか、逆に気を散らすので逆効果、止めた方がよい。
そのときはただジッと見守る、と言ってもジロジロ見てると「なになに…」とこっちの視線に興味を示し前兆行動をやめてしまうから注意。「知らんぷり」した振りで見守るw。けっこう難しい。私はそのために手鏡を買ったw。ときどき鏡に写った子犬と目が合って慌てる。