ユニピール®(工業用途)
特長
- ユニチカが独自に開発した、シリコーンを含有しない塗剤をコートしたフィルムです。シリコーンによる工程汚染の心配がありません。
- 離型面上に各種溶液の塗工が可能です。シリコーンコートフィルム上へのコートのように塗剤が弾くことがありません。
- 180℃までの安定した耐熱性を有しています。また、トルエンやMEK、酢酸エチルなど一般的な溶剤に耐性を有しています。
- 基材フィルムの種類や厚み、離型剤のタイプの選定が可能です。マット調や帯電防止性を付与することも可能です。
用途例
粘着セパレータ、エポキシ・ポリイミドなどの硬化用シート、転写用シート、ウレタンゴム離型用、シリコーンゴム離型用、フッ素ゴム離型用などでご使用になれます。
性能
【アクリル系粘着テープに対する離型性能】
漏れ (mN/m) | 32 | 32 | 23 | 30以下 | 38 |
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水滴接触角 (°) | 95以下 | 95以下 | 120以下 | - | - |
<処理条件>
日東電工社製31Bテープで70℃×20h・2kPaで圧着処理後、剥離力を測定。
【TR1 各種テープに対する離型性能】
<処理条件>
未処理 : 未処理のコートフィルムに室温で各種テープを貼り、3時間以上放置
60℃×6日→テープ : 60℃で6日間熱処理後、室温で各種テープを貼り、3時間以上放置
テープ+60℃×6日 : 室温で各種テープを貼り、60℃で6日間熱処理後、室温で3時間以上放置
【TR5 耐溶剤性】
<処理条件>
各種溶剤に室温で1日間浸漬し乾燥したものを日東電工社製31Bテープで70℃×20h・2kPaで圧着処理後、剥離力を測定
<剥離力試験条件>
剥離速度 300mm/min 剥離角度 180° (数値は当社測定の代表値です。)