妻が長年愛用していたオリンパス(現 OM Digital Solutions )M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZが壊れてしまいました。
そんなこともあり、クリスマス&誕生日にM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(1型)をプレゼントさせていただきました。旧型の中古ですが😅
まだ妻はほとんど使っていませんが、筆者の所有するM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROとの画質差が気になってしいまいましたので、比較レビューをしたいと思います。
山陰の冬はなかなか天気に恵まれなく、作例が全然撮れていませんので、とりあえず定点の解像力チェックを中心にお届けします。
スペック比較
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO |
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レンズ構成 | 9群14枚 | 11群17枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.2m | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.3倍 | 0.3倍 |
最小絞り | F22 | F22 |
手ブレ補正 | なし | あり |
フィルター径 | Ø62mm | Ø72mm |
大きさ | Ø69.9×84mm | Ø77.5 x 116.5mm |
質量 | 382g | 561g |
防滴性能 | IPX1 | IP53相当 |
外観
OM-D E-M5 markIIIに装着してみました。
倍半分?!とまではいかないものの、それに近いくらいの違いを感じる大きさです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROをE-M5 markIIIにつけた際は、何かしら外付けのグリップがほしいと感じました。
解像度チェック
それぞれLUMIX G9 のハイレゾモードで撮影したRAWです。 100%表示でLightroomに並べて比較したもののスクリーンショットです。
広角端
広角端(12mm)での右上周辺部、それぞれ開放での比較です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの周辺は解像が若干低くなっています。
続いてM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROをF4まで絞ってF4同士で比較しました。
ほぼ互角ですが、まだわずかにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの方の解像感が良いです。
40mm付近
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの望遠端である40mmにて比較しました。
周辺部をそれぞれ開放で比較しました。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは 開放F2.8にも関わらずM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROよりわずかに解像して見えます。
F4同士の比較です。F4まで絞るとさらにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは F2.8は解像します。
まとめ
周辺部解像の比較のみとなりましたが、広角端ならM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
望遠側(40mm)ならM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROがそれぞれ優っていたかと思います。
40mm付近の中途半端なズーム域では少々解像が落ちるものの、やはり神レンズとの呼び名の高いM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは単なる便利ズームとは思えない描写力を見せてくれたのでは無いでしょうか。
かたやM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの明るさとコンパクトさは他に変え難いものがあります。 望遠端での開放からのシャープさは特筆すべき点でしょう。
中古実売価格、4万円台で買えるのも魅力的です。
大三元標準ズームがこの価格ですからね。すごいです。
防塵防滴性能は、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO がIPX1に対してM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROはIP53と優っています。
テスト結果の通り画質は双方折り紙付きです。
コスパと機動性で選ぶならM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
35mm判換算200mmまで使える便利さで選ぶならM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
さああなたならどちらを選びますか?!