STAP細胞の不正論文問題を受けて、渦中の理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)が9日、大阪市内のホテルで反論会見を開いた。
前日(8日)、理研に不服申し立てをしたばかりの小保方氏。公の場に姿を現すのは、1月末の会見以来だ。精神的に不安定という状態が懸念される中、日本だけでなく世界から注目されている“リケジョ”の挙動を見逃すまいと、数え切れない数の報道陣が集まった。
会見前には「記者会見次第」と題された7枚の資料が配布されて、弁護士・三木秀夫氏から事前の考慮事項が告げられた。「体調は万全でございませんので、その配慮はお願いします。フラッシュは仕方ないが、できるだけ配慮を願います。『1月の会見のときもフラッシュがすごくて目がしばらく見えなかった』と本人も言っておりました」。別室には医師が待機。途中で会見中止になっても「理解をお願いします」とのことだった。
とはいえ、定刻の午後1時に小保方氏が登場するや、カメラの激しすぎる光が襲う。同氏は会場にひしめき合う報道陣を見てきょとんとした表情。だが、スッと背筋を伸ばして歩き、三木氏と室谷和彦弁護士に挟まれる形で壇上の中央の席についた。
今週発売の「週刊新潮」が直撃取材した際にはマスクにスッピンだった小保方氏だが、“反撃”の舞台に合わせてメークはバッチリ。髪もしっかりカールさせていた。
服装は落ち着いた紺色のワンピース。隠れ巨乳の呼び声高い胸も隠しきれずにワンピースのラインに浮かび上がっていた。女子力高めの装いだが、1月の会見で話題になった「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の指輪はしていなかった。
まず、小保方氏は事前に配られた資料の「不服申し立てに際してのコメント」を立ち上がって読み上げた。読み上げとはいえ、ときに紙に目を落としつつも、ソラで話す様子からは事前に何度も練習していたことが想像できる。
ただ、ときに言葉がうわずったり、「ハアハア」と呼吸が乱れる音がマイクを通じて会場に聞こえた。