生活困窮者が支援団体から食品を受け取るため列をつくる東京都庁敷地の一部に、都が複数の三角コーンを突然設置した問題で、都は14日に続き21日もコーンを置いた。敷地に入らないようにという警告とも取れる措置が繰り返され、支援団体や利用者から困惑する声が聞かれた。
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団体は、都庁通り高架下の歩道で食品配布と生活相談を行っている。食品を受け取る人は、歩道に隣接する敷地に並ぶ。だが歩道と敷地の境界を示すように、この日も前回同様、コーン約20個が2列に並べられ、ポールでつながれた。
食品配布は新型コロナウイルス感染拡大の影響で最近は利用者が多く、21日も前回より5人多い162人。ポールをよけるように敷地から歩道に出て、食品を受け取った。
列に並んだ80代男性はコーン設置を「都は困っている人を助ければいいのに、これでは弱者の敵じゃないか...
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