鉄道コム

フリーゲージトレイン実験線を開設、JR西

2014年9月18日(木)16時54分

軌間変換装置(イメージ)
軌間変換装置(イメージ)

JR西日本は17日、レール幅の異なる新幹線と在来線とで直通運転できるフリーゲージトレイン(FGT)の実現に向けて、車輪間隔を変えるための実験線を敦賀駅に設置すると発表した。10月6日(月)に開設し、同月から試作機による実験を始める。

敦賀駅に設ける実験線は、全長約180メートル。同駅構内の機関車庫跡地を使い、幅1435ミリの新幹線線路と同1067ミリの在来線線路とをつないだうえ、列車などが走行しながら車輪間隔を変えられる軌間変換装置を68メートルにわたり設置する。実験線には、車輪間隔が変化する試作用の模擬台車を導入。けん引車により台車を通過させることで変換動作などの試験を行う。あわせて、耐寒性や耐雪性なども検証。国や鉄道・運輸機構と連携しながら、実用化をめざす。

実験線は10月6日に開設。試作機による実験を同月に開始する。フリーゲージトレインの試験車についても、2014年度中に設計、製造に着手する。同試験車は6両編成で、交流2万5000ボルト、直流1500ボルトの両方に対応。実験線での試験結果をふまえ、2016年度中に北陸新幹線、北陸本線、湖西線で走行試験を始める。

フリーゲージトレインは、2022年度に開業予定の九州新幹線長崎ルートでも導入される。今年から、試験車両による走行試験が熊本県内で行われている。

2014年9月18日(木)16時54分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道コムお知らせ

画像

回答でプレゼント抽選も

鉄道コムアンケートにご回答の方の中から、抽選で8名様に賞品をプレゼント

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道全線ICOCAサービス提供開始[2025年3月18日(火)]
  • JR京都線など「快速 うれしート」導入[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

新幹線の「第2総合指令所」とは?

東海道・山陽新幹線の「指令所」機能が、訓練のために大阪に。なぜ? その訓練の模様をご紹介。

画像

特急「まほろば」に専用車

特急「まほろば」が3月から定期的に設定する列車に。あわせて683系改造のリニューアル車を投入。

画像

ことでん新車デザイン案

ことでんの新型車両は「2000形」。3案でデザイン投票を実施。12月27日から。

画像

「はちおうじ」「おうめ」廃止

中央線快速でのグリーン車サービス開始にあわせ、「はちおうじ」「おうめ」が廃止に。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

12月の鉄道イベント一覧

2024年も残りわずか。師走の鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。