堀田貴之氏プロデュースのウイングタープ “TULSATIME ムササビウイング” がtent-Mark DESIGNSとのコラボレーションで待望の復刻!
美しくカーブを描く独特なタープ形状と、ソロ~少人数の使用に最適なサイズで好評を博しながらも絶版となっていた伝説のウイングタープ“ムササビウイング”が「日本のアウトドア」をテーマに掲げるtent-Mark DESIGNSとのコラボレーションで蘇りました。
焚き火バージョンはその名の通り、タープ付近で焚火をする際に舞った火の粉から幕体の穴あきを減らすため、本体素材にポリエステル×コットンの混紡生地を使用。
少し重量が増しますが、耐久性が高く火の近くでも安心して張ることが出来ます。
「焚き火の小さな炎の揺らめきを眺めながら、満天の星空の下眠りたい」
そんな野営の楽しみを存分に味わえる最良のウイングタープです。
- 通常のタープよりは綿混紡で火の粉による穴があきにくい素材ですが防炎加工ではございませんのでタープ内での焚火はご遠慮ください。
スペック
- 素材
- 本体生地:コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み
ポリエステル65%コットン35%
※2017年生産モデルから張綱は「白」
自在は「赤のアルミ自在」に変更になります - サイズ(約)
- 390×380/240(幅)cm
- 重量(約)
- 本体/1,900g、総重量/2,150g
※2015年モデルより生地改良の為、重量が変更となっております。 - 付属品
- 収納袋、張綱/φ4mm×4.5m×1本、φ4mm×3.5m×3本、φ4mm×1.5m×2本
※ポール、ペグは別売りになります。 - 原産国
- ベトナム
- その他
- ※2015年よりパイピングをワインレッドに変更
ムササビウィング焚火バージョンの素材と防水性について
「TCを使っているので防水性は?」とのご質問が多かったので防水についての考え方について御説明いたします。
まず通常シームを貼るような部分(タープの真ん中の縫い目など)ですが、こちらの縫い糸には「水に濡れると膨らみ目止め作用がでる特殊な糸」を使用しています。
またTC素材自体は水を含むと糸が膨張し防水性能が上がるような仕組みの生地ですのでPUコーティングをしなくても多少湿りますが水がぼたぼた...落ちる事はありません。
シーム部分も同様です。先日丸1日雨の中で張りましたが一日ぐらいですと生地裏はドライのままです。ただ雨が降って水が集中する部分(張り綱を引っ張っている部分)は多少浸みはありました。水が流れるように張ることも大切です。
またPUコーティングを使用しないメリットがあります。PUコーティングは経年劣化が必ず起こります。
どんなに愛着のある道具でも10年も使用すれば(使用してなくても)シームテープははがれ寿命がきますが焚火バージョンはそれがありません。
当初の撥水加工が弱くなり汚れてきたら丸洗いできます。丸洗いし汚れを十分におとし撥水スプレーを十分に(防水スプレー3~4本)使用すれば撥水がよみがえります。
また保管の際は十分に乾燥させて保管してください。カビや悪臭の原因になります。高温多湿も厳禁です。保管方法さえ間違わなければ末永く使っていただけるタープです。
ただ紫外線の劣化だけは避けて通れません。使用頻度にもよるので何とも言えませんが紫外線劣化で生地が弱くなると強度が落ちますので破れやピンホールの原因になります。
紫外線の劣化での破れがこのタープの寿命です。
使用頻度にもよりますが、一言でいえば「父親が使っていたムササビウィングを息子が受け継ぎ旅にでる」そんな素敵な夢を実現させてくれる道具だと思っています。
道具にはメリット・デメリットが必ずあります。それを理解し使いこなしていくのが楽しいんですよね!
- COLLABORATOR
- 堀田 貴之
1956年大阪生まれ。 日本国内をはじめ、世界各地で、さまざまな人のお世話になりながら旅を続ける近年まれにみる遊行人。 文筆を生業としているが、本人はブルースマンになりたがっている。 著書は、「バックパッキングのすすめ」(地球丸)、北海道一周シーカヤック旅後悔日誌「海を歩く」(山と溪谷社)、旅のエッセイ集「タルサタイムで歩きたい」(東京書籍)、テレマークスキー旅紀行「テレマークスキー漫遊奇譚~転が …