ティーレマン＆ウィーン・フィル｜ブルックナー：交響曲全集［7］

■ドイツ音楽の世界的巨匠と目されるクリスティアン・ティーレマンと名門ウィーン・フィルが、作曲者生誕200年を見据えて2023年に完成させたブルックナーの交響曲全集。ヘ短調・ニ短調の2曲を含む全11曲をウィーン・フィルが録音したのも初めてで、高い評価を得た同全集から、現時点では分売予定のない5曲を日本国内でのみ単独で発売いたします。■ヘ短調はブルックナーが38歳で初めて完成させた交響曲で従来「第00番」などと称されていたいわゆる習作。全体に若々しさが漲り、軽やかで活気に満ち、シューマンの交響曲の響きを思い起こさせるところもあります。ティーレマンにとってもウィーン・フィルにとっても初演奏となったコロナ下の無観客公演での収録で、オケの豊潤かつ濃厚なサウンド、ヴァイオリンを対向にした配置も作品の構造を浮き彫りにする効果絶大です。

【収録内容】
ブルックナー（1824-1896）
交響曲 ヘ短調 WAB 99　[38:48]
［原典版(新全集X 1973年出版)/ノーヴァク校訂］
ブルックナーが作曲した最初期の交響曲で、
生前には演奏されなかった。「習作交響曲」としても知られる。

1 第1楽章 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ　[14:49]
2 第2楽章 アンダンテ・モルト　[11:36]
3 第3楽章 スケルツォ 速くートリオ 遅く　[5:16]
4 第4楽章 フィナーレ アレグロ　[7:06]

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮：クリスティアン・ティーレマン

[録音]2021年3月27日＆28日、
ウィーン、ムジークフェラインザ－ル