トスカニーニ名盤コレクション［9］

■20世紀音楽史に巨大な足跡を残したアルトゥーロ・トスカニーニ。前半生は主に欧米の歌劇場で、後半生は演奏会指揮者として幅広いレパートリーを極めて高水準の演奏で披露。特に1937年からのNBC交響楽団との活動は、音楽芸術のメディアミックスの最初期の成功例でしょう。
■RCAに残された膨大な録音から名曲名演をセレクト、生前のトスカニーニの録音にもかかわったジョン・ファイファー監修のリマスターを使用、アナログLPのジャケット・デザインで復刻します。
■ミラノ・スカラ座やメトロポリタン歌劇場の音楽監督を務め、両歌劇場に黄金時代をもたらしたトスカニーニ。アメリカに渡ってからのオペラへの取り組みは演奏会形式での上演に限られましたが、演奏会や録音セッションで取り上げられたオペラの序曲にも、開幕に期待を抱かせ、躍動する劇場的な感覚が宿っています。

［収録曲］
ウェーバー
1　歌劇「魔弾の射手」序曲
ヴェルディ
2　歌劇「運命の力」序曲
トマ
3　歌劇「ミニョン」序曲
スメタナ
4　歌劇「売られた花嫁」序曲
エロール
5　歌劇「ザンパ」序曲
モーツァルト
6　歌劇「フィガロの結婚」序曲
ベートーヴェン
7　歌劇「フィデリオ」序曲
ドニゼッティ
8　歌劇「ドン・パスクワーレ」序曲
ヴェルディ
9　歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
ウェーバー
10　歌劇「オベロン」序曲

NBC交響楽団
指揮：アルトゥーロ・トスカニーニ

［録音］1: 1952年1月3日、ニューヨーク、カーネギー・ホール（セッション）
2: 1952年11月10日、ニューヨーク、カーネギー・ホール（セッション）
3: 1952年7月29日、ニューヨーク、カーネギー・ホール（セッション）
4: 1948年11月17日、ニューヨーク、8-Hスタジオでのライヴ・レコーディング
（NBCによる放送用収録音源からレコード化）
5: 1952年8月5日、ニューヨーク、カーネギー・ホール（セッション）
6: 1947年11月8日、ニューヨーク、8-Hスタジオでのライヴ・レコーディング
（NBCによる放送用収録音源からレコード化）
7: 1944年12月10日、ニューヨーク、8-Hスタジオでのライヴ・レコーディング
（NBCによる放送用収録音源からレコード化）
8: 1951年10月5日、ニューヨーク、カーネギー・ホール（セッション）
9: 1942年1月24日、ニューヨーク、8-Hスタジオでのライヴ・レコーディング
（NBCによる放送用収録音源からレコード化）
モノラル

［リイッシュー・プロデューサー］ジョン・ファイファー　
［スーパーヴァーザー］アーサー・M・フィエロ他
［エンジニア］ウィリアム・C・レイシー他