中国自動車道で橋梁工事中に足場崩落、作業員5人が転落 2人死亡、3人が重軽傷

27日午後3時半ごろ、広島県廿日市市の中国自動車道で、橋(きょう)梁(りょう)の工事中に足場が崩れて作業員5人が転落したと119番があった。廿日市署によると、男性作業員5人が約20メートル下に転落し、うち2人が死亡、2人が重傷を負い、1人がけがをした。署が詳しい原因を調べている。

署によると、亡くなったのは40代と20代の男性作業員で、重傷は50代と20代の男性作業員。当初は5人のうち4人が意識不明の重体という情報もあった。

西日本高速道路中国支社によると、事故は廿日市市吉和にある鷹の巣橋の下り線側で発生。同社が発注し、昨年7月から戸河内インターチェンジ(IC)―吉和IC間で橋の床部分の取り換え工事を進めていた。

現場の橋付近につながる唯一の一般道は通行規制された。近くに住む50代の女性は「夕方ごろにパトカーや救急車が続々と橋の方に向かっていった。普段はあまり見かけないので、物々しい雰囲気だった」と驚いていた。

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