ヒューマンメディアは、「メディアとコンテンツの産業・市場」に関するレポートを発表しました。「メディアとコンテンツの産業・市場」に関するレポートは、2007年から2012年までの日本と世界の市場の数値実績と産業構造の比較分析を行ったものです。国内に加え、米・ブラジル・英・仏・独・西・伊・印・ベトナム・インドネシア・タイ・中・韓・台・香港の15か国・地域を、現地及び現地語で調査しています。国内外のメディア、コンテンツ、クール・ジャパン関連市場の動向が明らかになった今回のレポートでは、2012年の日本国内コンテンツ市場が、ソーシャルゲーム人気で5年ぶりに拡大したことがわかりました。2012年の日本国内コンテンツ市場は11兆8182億円で、前年比0.4%プラス。2006年以降、5年ぶりにソーシャルゲーム売上拡大で微増しています。また、世界では、2倍以上の市場規模を有する米国に次ぎ第2位の規模に。しかし、3位の中国が日本に迫っているという結果になりました。日本コンテンツの海外売上を見ると、ライセンス売上約393.4億円、出荷・サービス売上約3017.6億円となっています。このうち、ライセンス売上は、アニメとマンガで3/4以上を占めています。そして、現地出荷は、ゲームソフトがほとんどという結果になっています。■海外ライセンス売上1位:アニメ(製作会社) 約160億円2位:テレビ番組(うち46.8%はアニメ) 約62.5億円3位:映画(うち30億円以上はアニメ製作会社と重複) 約46億円■海外出荷・サービス売上ゲームソフト出荷:約2930億円音楽ソフト輸出:約0.98億円■日本コンテンツの海外市場(推計)アニメ(商品化含む):約2669億円テレビ番組(うち46.8%はアニメ):約1041.7億円映画(うち2/3以上はアニメ製作会社と重複):約766.7億円音楽ソフト:約19.3億円音楽ライブ出演:約27.1億円オンラインゲーム:約33.5億円出版(主にマンガ):約1380億円音楽ソフト輸出:約0.98億円ゲームソフト出荷:約2930億円オンラインゲーム売上:約86.6億円海外市場に向けた日本コンテンツを見ると、主にアニメ・マンガ・ゲームによって、海外の日本コンテンツ市場が成り立っていると言えます。2013年も、アニメ・マンガ・ゲーム共にヒット作が生まれました。こうしたヒット作が海外でどのような活躍をするか、非常に楽しみになる結果となっています。