先日、アメナマ釣り大会にもご参加くださったのののさん(@tyan_non777)から、素晴らしい贈り物をいただきました。
ちっちゃいジャガイモ? いえいえ、地中にある以外は全く共通点ありません。
これはホンセイヨウショウロというキノコ、分かりやすく言うと「白トリュフ」です。ご存知の通り、世界で最も高価なキノコの一つですね。
白トリュフといえばイタリアのアルバが最高級産地と言われていますが、これは関東地方某所でのののさんが採取されたもの。
こんな感じで、シラカシやコナラといったどこにでもある樹の根元の地中に発生していたそうです。
発生環境は黒トリュフ(イボセイヨウショウロ)とほぼ同じ様なものだと考えて良さそうですね。
ただあちらは外皮が特徴的なのに対し、白トリュフはご覧の通り出来の悪いジャガイモみたいな感じなので見落としやすそう。
日本中でぼく含むマニアが探しまくっているにも関わらず、いまでも発見例があまり多くないのはそのあたりの理由があるんじゃないかと思われますね。
国産白トリュフ、マジで臭くて感動
そんなわけで国産白トリュフ、ありがたく食べさせてもらうことにしました。
まずはシンプルに、オムレツにかけて食べてみよう。やはりトリュフといえば卵料理ですからね…
バターたっぷりのふわとろオムレツを作って…
軽く洗い、泥を落とした白トリュフを
ドバっと削り! 即座にいただきます!! なにせ白トリュフの香りは熱にクソ弱く、またあっという間に揮発してしまうといいます。テイスティングは何よりもスピード勝負となります。
…(´Д`*;)うぉお……これは……強い……! なんともまあ表現の難しい香りが、ひたすらに強烈に鼻腔を直撃します。
あえて例えるなら「エロい」。このふしぎなキノコの香りをかぐと非常に「性的な」イメージが頭の中にフワッと浮かび上がります。
黒トリュフことイボセイヨウショウロを食べたときも同じようなことを思いましたが、あれはもう少し食欲寄りだった。海苔の風味が強かったからかもしれませんが、今回の白トリュフのほうがエロさは上です。
昔、かの「ノーパンしゃぶしゃぶ接待」が問題となったとき、子供心に「性欲と食欲が同時に刺激されることなんてあるの?」と思ったものですが、非常に遺憾ながら白トリュフに関してはこのような事があるようです。
どうにか頑張ってわかりやすい表現に落とし込むならば、一番近いのは……「薄めた都市ガス臭の生臭さちょいマシ」ですかね。それに加えてものによっては鶏ガラスープの香り、あとは味噌のような発酵香もあるかな……
子実体ごとの差が大きく、また黒トリュフ同様に虫食いや痛みかけている部位の香りは顔を反らしてしまうほど強烈です。
本体の味はナッツ系、クルミの味に近いですかね。香りと比べるとひたすらに穏やか。旨味があるようにも感じません。
オムレツとの相性は抜群。脂分や卵の黄身と合わさることで、トリュフの香りがより実態をもって立ち上がってくるように思います。立体ホログラムエロ動画って感じですかね。違うか…
もう一品やってみましょう。
炊きたてご飯にバターを一欠乗せて
白トリュフをドバー!!
醤油をひとたらししていただきます。
……(≧∀≦;)
いやいやこれもスゴイな……オムレツよりもさらに直接的に「脂!トリュフ!卑猥!」って感じです。
全くワケワカランキノコですこと……ありがたやありがたや……
味:評価しきらん
入手難易度:★★★★☆ あるとこには普通にある、らしい
のののさんありがとうございました! 次回は自分でも採りたいものじゃい。。
前に静岡でそれっぽいの見つけたんだよな、今度また見に行ってみるか
コメント
たしかに、ノーしゃぶ接待って
どっちかに集中したくならないのって思ったなぁ。
白トリDTの僕には、ここまで丁寧に説明されても味の想像が追いつかない。
購入品しか味わった事のない黒トリュフは香り弱くて…(黒トリ素人DT)
トリュフ味スナック菓子の方が風味が強いくらいで悲しくなりました。
トリュフ風味の商品が けっこう増えてますけど
今トリュフが来てるんですかねぇ?
ガーリックのような香りはありませんか?ヨーロッパの白トリュフとは違うのでしょうかね。