「ティンカリング」とは、家財道具を修理してまわった流しの修理屋(ティンカー)を語源に持つ言葉で、さまざまな素材や道具、機械を「いじくりまわす」こと。デザインセンスや問題解決の力を高めることができる手法として近年注目されています。本書は、体験型科学博物館として知られる「エクスプロラトリアム」のメンバーと、そこに集うMakerがティンカリングした22点の作品について、その背景、使われている手法、初心者向けの簡単な作り方を解説した書籍。それぞれの作品は、凧を使った空撮、光で空中に描くアート、塩をたっぷり入れた粘土で作る電子回路、フェルトで作る機械、そして少しブラックなオートマタ、ウェアラブルな電子回路など、自分でも作ってみたい!と思うものばかり。作ることが好きな人なら誰でも楽しめる書籍です。
ティンカリングをはじめよう
―アート、サイエンス、テクノロジーの交差点で作って遊ぶ
Karen Wilkinson、Mike Petrich 著、金井 哲夫 訳
- TOPICS
- Make/Electronics/DIY , Electronics/DIY
- 発行年月日
- 2015年06月
- PRINT LENGTH
- 228
- ISBN
- 978-4-87311-726-3
- 原書
- The Art of Tinkering
- FORMAT
目次
まえがき デール・ダハティ|Dale Dougherty イントロダクション リア・ビクリー|Leah Buechley はじめに ロブ・センパー|Rob Semper カレンとマイクよりひと言 ティンカリングの理念 ティンカリングの道具 ティンカリングスタジオチーム 世界のティンカリング 空の履歴 ケン・マーフィー|Ken Murphy 高みからの眺め クリス・ベントン|Cris Benton 生理的フォトグラム レイ・アン・ラングウェル|Leigh Anne Langwell ストロボアドベンチャー ニコール・キャトレット|Nicole Catrett 光のインスタレーション バリー・アンダーウッド|Barry Underwood やわらか回路 アンマリー・トーマス|AnnMarie Thomas 飛び出すエレクトロニクス ジー・キー|Jie Qi 素敵なウェアラブル グレース・キム|Grace Kim フェルトになったテクノロジー モクシー・リーバーマン|Moxie Lieberman 5つ以内の言葉で ポール・ノーサ|Paul Nosa 針金細工 アーサー・ガンソン|Arthur Ganson ペットか食うか ティム・ハンキン|Tim Hunkin アニマトロニックな生き物たち アーシア・ウォード|Asia Ward カードボールガール ダックス・トランカフィー|Dax Tran-Caffee 不条理主義者のオートマタ ポール・スプーナー|Paul Spooner 親密さの保存 バーニー・ルーベル|Bernie Lubell オーシャン・エッジ・デバイス ウォルター・キタンドゥー|Walter Kitundu 1日ひとつの楽器 ランジット・バートネガー|Ranjit Bhatnagar テクノ生命体 ホワン・シーチェ|榲世傑 融合したファッション カレン・ウィルキンソン|Karen Wilkinson 段ボール・スーパートラック カードボード・インスティテュート・オブ・テクノロジー|Cardboard Institute of Technology 湾岸を転がれ スコット・ウィーバー|Scott Weaver テーピガミ ダニー・スケイブル|Danny Scheible 索引 写真クレジット/ エクスプロラトリウムについて 著者謝辞 訳者あとがき 著者について/訳者について