東日本大震災の謎、海底プレートの「固着」 掘削で迫る
東日本大震災の謎、海底プレートの「固着」掘削で迫る
「千年に1度」の巨大地震はどのようにして起きたのか――。2011年に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生メカニズムを探る国際共同プロジェクトが9月に始まった。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」で震源域の海底を掘削調査し、採取した試料や得られたデータから、12年前の前回調査で残った巨大地震の謎に迫る。 24年9月、宮城県沖約200キロメートルの調査地点を目指して、…