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日産、統合条件は「営業益3倍」 ホンダが求める高い壁
野口和弘
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日産自動車はホンダと経営統合の協議に入った。巨額投資が必要な電気自動車(EV)やソフトウエア搭載車の競争力を高めたい構えだ。統合に向けた最大の課題は、日産の業績改善だ。ホンダが求める日産の連結営業利益を読み解くと「2027年3月期にも4000億円以上」という数字が浮かび上がる。今期見通しの約3倍を稼ぐ必要があり、ハードルは低くない。
「日産とホンダは自立した2社として成り立たなければ、経営統合は...
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