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スイス時計産業苦境に 中国需要減退、通貨高も追い打ち
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【ロンドン=湯前宗太郎】スイスの時計産業が苦境に直面している。中国での需要の縮小にスイスフラン高が重なり、輸出が中心の時計メーカーの経営が悪化。一部では政府の支援を頼りに、従業員の一時帰休に踏み切る動きも出てきた。輸出額がここ3年、過去最高を更新し続けていた同産業だが、先行きへ影を落としている。
スイス時計協会によると2024年9月の時計の輸出額は、前年同月比12%減の約21億スイスフラン(約3...