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ムール貝にヒント、繰り返し使える接着剤を実用化へ
科学記者の目 編集委員 滝順一
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循環型社会づくりに向けリサイクル技術が注目されている。物質・材料研究機構(NIMS)の高分子・バイオ材料研究センターの内藤昌信副センター長は、ムラサキイガイ(ムール貝)の接着機能にヒントを得た新しい接着材料を開発した。光を当てることにより接着・分離が何度でも繰り返しできるのが特徴だ。さまざまな製品のリサイクルに貢献する「再生可能な接着剤」として実用化を目指す。
――新しい接着剤はバイオミメティク...