富士ゼロックス、小型シェアオフィスを倍増

富士ゼロックスは18日、8月中に小型シェアオフィス「CocoDesk(ココデスク)」を40台に倍増すると発表した。これまでは東京メトロの駅構内に設置してきたが、オフィスのエントランスや京急電鉄の駅構内にも設置する。働き方改革や新型コロナウイルスの感染拡大により、利用者が増えていることに対応する。
ココデスクは1人用の仕事ブースで、机や椅子のほか電源や通信環境、空調設備を用意している。スマートフォンなどから予約して利用する。利用料金は15分250円で、法人契約には別途基本料金が必要になる。
2月に本格的にサービスを始め、東京メトロの溜池山王や赤坂、池袋の各駅構内に20台設置している。8月20~31日には品川イーストワンタワーやアーバンネット大手町ビルなどオフィスビルのエントランスに設置。神奈川県内では初めて京急川崎駅の構内に設けるほか、東京メトロでは四ツ谷や大手町の駅構内にも置く。
新型コロナの感染拡大で密接・密集・密閉の「3密」を避けるため、小型シェアオフィスの利用が広がっている。富士ゼロックスは手すりや机の表面などに銀系無機抗菌剤を使ったコーティングを施し、抗菌・ウイルス対策をとっている。(花田幸典)