学研HD、出版事業の一部廃止など発表 希望退職者も募集
学研ホールディングス(9470)は25日、出版事業の一部廃止などを発表した。グループ会社が手掛ける出版事業を一部廃止するほか、3社を統合し、希望退職者も募集する。不採算事業を段階的に縮小し、経営資源を学習参考書や児童書などの教育分野にシフトする。
学研HDは孫会社の学研パブリッシングが展開する学研M文庫や歴史書などを3月末で廃止する。同時に10月1日をメドに学研教育出版、学研パブリッシング、学研マーケティングの3社を統合する。
さらに経営スリム化のため、希望退職者を募集する。対象は中間持ち株会社である学研出版ホールディングスと統合するグループ3社の正社員で、募集人員は合計10人前後を見込む。募集期間は25日から3月13日。希望退職に伴う割増金として約1億円を計上する。
これに伴い同日、15年9月期の連結純利益が前期比9.7倍の3億円になりそうだと発表した。従来予想は23倍の7億円で、増益幅が縮小する。売上高は5%増の950億円と従来予想から20億円上方修正した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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