ベネッセ、希望退職300人募集を発表 通信教育改革
ベネッセホールディングス(HD)は2日、月内に本社やグループ約40社から約300人の希望退職を募集すると発表した。希望退職を募集するのは1955年の創業以来、初めて。会員情報の漏洩事故で2014年4~9月期の最終損益が赤字となっており、通信教育事業の構造改革を進める。
ベネッセグループの正社員は約2万人。退職日は15年3月末で特別退職金を支給する。リストラ関連費用として約50億円の特別損失を既に計上している。
通信教育事業や間接部門の人員を削減する。1月までに、グループ各社から約700人を介護子会社や、全国500カ所に設ける学習相談スペース「エリアベネッセ」などに移す。
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