ギャンブル依存疑いは536万人 成人の5%「世界で高水準」
厚生労働省研究班の調査で、ギャンブルをしたい気持ちが抑えられない「ギャンブル依存症」の疑いがある人は、国内に計536万人いると推計された。成人の約5%に当たる。内訳は男性が438万人、女性が98万人。
研究班は「世界のほとんどの国では成人の1%前後にとどまるのに比べて日本の割合は高い」と指摘。「パチンコやパチスロが身近な場所に普及していることが影響しているのではないか」としている。
世界保健機関(WHO)のアルコール依存症の診断基準を過去に一度でも満たしたことがある「アルコール依存症経験者」は、推計で男性約95万人、女性約14万人の計約109万人とされた。