シリアでオスプレイ墜落、普天間配備と同型か
米兵2人負傷
【ワシントン=共同】過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を進める米軍主導の有志連合は29日、中東で航空機が同日、墜落し米兵2人が負傷したと発表した。米軍当局者は共同通信に対し、事故機は新型輸送機オスプレイと説明。米メディアは事故現場がシリアで、オスプレイは大破したと報じた。
オスプレイの種類についてFOXニュースなどは海兵隊用のMV22だと伝えた。米軍はMV22を普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)にも配備している。
有志連合は「ハードランディング(たたきつけられるように着陸)」した事故だったと説明している。敵の攻撃を受けた形跡はないという。当局者は今回の事故原因についてコメントするのは「時期尚早だ」と語った。
負傷した2人は病院に運ばれ、手当てを受けたが、既に退院した。
オスプレイを巡っては、今年8月にオーストラリア沖でMV22が海に落ちて乗員3人が死亡する事故があった。