日刊スポーツ新聞社制定「第38回競輪年間三賞」の受賞者が決まった。長年競輪界をリードし、昨年末に引退した神山雄一郎氏(56)に特別賞が贈られることが決まった。

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デビュー以来の約36年間で不滅の大記録を打ち立て、昨年末に引退した神山雄一郎氏に特別賞が贈られた。

史上最多G1・16勝、賞金29億円超え、史上3人目のグランドスラマーなど、記録にも記憶にも残る競輪界の大巨人。日刊三賞も史上最多11回目の受賞(2位は8回の吉岡稔真氏=引退)となった。

神山氏は「日刊三賞は現役時代、多く表彰していただきました。いろいろ思い出があります。引退しましたが、記者の方の推薦があり、今回特別賞に選んでいただき、とても光栄に思っています。ありがとうございます」と喜んだ。

◆神山雄一郎(かみやま・ゆういちろう)1968年(昭43)4月7日生まれ、栃木県小山市出身。作新学院高卒。競輪学校(現養成所)61期在校1位、卒記チャンピオン。88年5月に花月園でデビュー(予選1、準決1、決勝1)。93年宇都宮オールスターなどG1歴代最多16勝。史上3人目のグランドスラマー。180センチ、87キロ。血液型B。