中日松山晋也投手(24)が20日、名古屋市内にある「名古屋記念病院」を慰問し、守護神奪取への強い思いを改めて明かした。巨人入りが決定したライデル・マルティネス投手(28)の抜けた穴はタフネス右腕が埋める。

「すごく悔しい部分もあるのですが、僕がやるべきことをやっていくだけ。新しい準備をして臨みます。(目標は)もちろんそこしかないです」。絶対的守護神が健在の間にその座を奪うことを目標としていただけに、マルティネスの移籍に複雑な心境をのぞかせながらも、竜の守護神の座は譲れないことを強調した。

新たな挑戦への準備は着々と進行中だ。今月中旬には米ノースカロライナ州にあるトレーニング施設を訪れた。「細部に渡ってこだわることを学んできました」。今オフに選手寮を出て、1人暮らしをスタートさせたが、午前6時に起床。朝食には米を欠かさないなど、すべてを野球につなげる生活習慣も心がける。育成入団から2年で最優秀中継ぎ投手と結果を出した豪腕は、新たな標的に狙いを定めた。