先日名古屋に行ったんですね。正確にいえば大阪&名古屋ですが。
で帰りの名古屋駅構内で、自分のために土産を買ったんですよ。
名古屋といえばひつまぶし★
普通のうな重orうな丼と違って、1度に3回楽しめるのがウリですよね。
そんなひつまぶしならではの魅力を再現したのがこの駅弁。確か値段は1つ1200円だったかな。駅弁にしては若干高いけど、3度美味しければまあおトクか。
朝にうなぎ飯として、昼に薬味を添えて、しまいには夜にお茶漬けで〆るなんて荒業も可能だ。
まあ荒業ってゆうか単にケチいだけなんだけど、その気になればそんなことも可能だろう。パッケージはこの駅弁は日本一のうなぎだぜ?を謳った仕様。赤×黒の組み合わせだから余計に目立ちます。
名古屋名物・ひつまぶし、のお弁当
この手の弁当には付き物の能書き。外装だけでなく中にも。
ここでも日本一だぞと豪語した内容なんですけどもまあほっときましょう。
弁当本体に加え、薬味としてわさび、刻み海苔、抹茶が。
〆のお茶漬け用の抹茶だと思うけど、恐らくそのまんま抹茶として飲んでも悪くはないハズ。
長旅に揺られたせいもあり、弁当としてあるまじき姿になってましたがちょちょいと修正。
本来あるべきところに戻したり、しまいにはかき混ぜちゃいました。
それで、能書きに従った食し方を実践。
ひとーつ!1膳目はそのままで
取り立てて何が日本一なのかを実感できずも、まあそこらのうなぎ弁当よりかは美味しい、かな。
帰宅してから食ったので、レンチンしたことで温かみを取り戻してる。付け合せのたくあんも、化学に行き過ぎた味わいではなく、溶け込みながらもさり気ない役割を果たしている。
2膳目は薬味で
2膳目の頃には弁当の半分以上は平らげてしまった。
残りわずかな飯にまぶされる薬味がどこか物悲しい。薬味を添えたことで、加え味にピリリと引き締まりが生まれる。悪くない。
3膳目はお茶漬けで、これが名古屋流の食し方です。店主敬白
ひつまぶし独特のスタイルは心得ていた。
ホントだったらひつまぶしの元祖「あつた蓬莱軒」に行って本物のひつまぶしを食したかった。だけど名古屋を訪れた当時、愛知万博が絶頂を迎えてたこともあり、観光客でごった返してて、泣く泣く蓬莱軒を諦めたもんだ。
残暑とはいえ、暑かったよね、2005年あの夏の日。
全てはそう、青春だったんだと、きっと忘れない。
だけど、その思いが駅弁とはいえ、果たされようとしているっ…!!
果たされ、ました?
ボクの思い、果たされたかな?
お湯投入前。
お湯投入直後。
果たして果たされたんでしょうか。
ちょっと日本語変ですが心境をお察しください。
粉に対してお湯の量が少なかったのかな?
現実から目を背けるように、お湯を足しまくるおれ。
お湯のかさがどんどん増して行くのだが、一向に色褪せない抹茶。
こいつはホンモノだ。
ってゆうか、もはや食べ物じゃない!?
ひつまぶしくん。先生さ…
ひつまぶしくんのこと、嫌いになってもいいかな?
右上にちょこんなわさびが拷問のように思えます。
抹茶の量が多すぎた?でもどこにもこのぐらいの量を入れろと指示がされてなかった。だから抹茶全部を入れてそのまんまお湯を注いだってゆうね…。
なんで抹茶を振りかけた時点でやめなかったんだろ、おれ。
普通に考えてスティック1本って随分な抹茶の量だよな。サザエさんファミリー全員分の抹茶を入れれよう。
いっぱしの想像力があれば途中で止められたハズ。だからね、おれのせいなんすよ。それは分かってる。
ただ、それを前提で言いたい。これは何だ?と。今週公開の映画、ミュンヘンばりに世界に問いたい。
これはドブか?
何だか、家庭ゴミの行く末を見た気分。(沈)
たった一挙手一投足の行為とはいえ、一瞬でドブに朽ち果てるとは思わなんだ。
ひつまぶしじゃなくて、どぶまぶし。
日本一の…、どぶまぶし弁当…?
こちらの手違いとはいえ、「3膳目はお茶漬けで、これが名古屋流の食し方です。店主敬白」の敬白を、軽薄に直したい気分だ。
一緒に買ったとりめし弁当が相当程度美味しそうに見えます。
実際ひつまぶしを食したことがないのでよく分かんのですが、お茶ってこんなに濃いもんなんすか?
… … …
結局まあ、どちらの弁当も食しました。見た目こそアレなんですが、味は悪くなかったからね。
ただこんな思いをしたのは自分だけかな?って思ったから記事にしてお知らせしたんですがね。こんなドブ体験した人っています?それとも、これがおれの青春の1ページ?
名古屋の方、こんな記事ですんませんでしたm(_ _)m