阪神淡路大震災が発生してから30年が経ちました。この30年の間でも、東日本大震災や能登半島地震などの大きな災害が発生し、多くの方が被害を受けました。そしてこのような災害が去った後、問題の一つとしてあげられているのは避難所の環境。自身の家が災害に合ってしまえば、どんなに悪い環境でも避難所暮らしをせざるを得ません。『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者である人気コンサルタントの永江一石さんは、行政へ不満をぶつける前に、災害に対して自身で何かできることがあるのではないか?と持論を展開しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:今週の気になるニュース「30年変わらぬ体育館での雑魚寝「劣悪環境」の避難所が生む関連死」
今週の気になるニュース:30年変わらぬ体育館での雑魚寝「劣悪環境」の避難所が生む関連死
●30年変わらぬ体育館での雑魚寝「劣悪環境」の避難所が生む関連死
これを読んだ時まず感じたのは、被災者の方は30年前と違ってきちんと災害への備えをしていたのか?ということです。
驚くべきことに、今でも全国で約6割の人が防災対策を「あまりできていない」「全くできていない」と回答したというデータがあります。
これを見ると、特に高齢者層の備えが不足しています。わが家は玄関の横に水や食料などの防災用品が入った20kgほどのバッグを常備しており、家の耐震補強もしています。多くの人が、こういった基本的な備えすらしていないのが
現実ではないですか。行政はなにをしていたのかより、あなたはなにをしていたのか。
能登半島地震の例を見ると、より具体的な教訓が見えてきます。現地の工務店の方が「この地域の家は地震が来たら倒れる可能性が高い」と前々から警告していて、実際その工務店で耐震工事をした家は無事だった一方で、警告を笑い飛ばしていた家は被災してしまったそう。
財政面から見ると、今回能登半島には既に1兆円の支援が投入されていますーーー。(『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』2025年1月15日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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