仕事でもプライベートでも、もはや生活の必需品となったヘッドホン。オンライン会議や通話、音楽や音声コンテンツの「ながら聴き」など常に手放せません。
しかし外ではこれ、室内ではこれ、などシーンごとの最適解が異なり、ヘッドホン選び迷走中という方も多いのでは…。実は私もその悩みを抱えていました。
「音楽を楽しみつつ、長時間ノンストレスで着けられる」を満たしたモデルに絞り込むことで、手間や荷物のシェイプアップを願っていたのですが、なかなか決め手となるイヤホン・ヘッドホンにたどり着けなかったのです。
そんな中でこれこそ最適!と見つかった1台がオーディオテクニカの軟骨伝導ヘッドホン「ATH-CC500BT2」。そしてなんとAmazonブラックフライデー(※)期間中はよりお得に手に入るチャンスなんです。
【「ATH-CC500BT2」はこんな人にオススメ!】
- 「ながら聴き」を高音質で長時間快適に楽しみたい人
- 通話やオンライン会議が多い人
- 開放型イヤホンの音漏れが気になる人
個人的に骨伝導系のイヤホンは圧迫感や音の感じ方から、苦手意識があり選択肢から自然と除外されていたのですが、このモデルはそのイメージを完全に上書きしてくれました。もちろん良いほうにです。
ここでは、その結論に至った理由を紹介させてください。
音の伝達経路が異なる?「軟骨伝導」とは?
まず、ちょっとだけ科学の話をします。
このイヤホンのレビューをするうえで、音を伝えるベースとなっている「軟骨伝導とは?」を語っておかないといけません。
骨を伝わって音が伝わるといえば…「骨伝導」。発見は16世紀と歴史が古く、近年は骨伝導を利用した補聴器具やヘッドホンも多く登場しています。
一方で「ATH-CC500BT2」が採用しているのが「軟骨伝導」。2004年に奈良県立医科大学の細井裕司教授によって発見された新しい音の伝達経路であり、似ているようで音が聞こえる仕組みは異なります。
・骨伝導……頭部の骨を振動させ、その奥の聴覚を司る「蝸牛(かぎゅう)」に音を伝える仕組み
・軟骨伝導……耳の軟骨から外耳道の「壁の軟骨」に振動を伝えて空気を振動させ、「鼓膜」を揺らすことで「蝸牛」に音が届く
骨伝導が振動を直接伝えて音として認識させているのに対して、軟骨伝導では耳の中に音源を移動させるイメージ。一般的なプロセスと同様に、鼓膜を揺らして音を聞くことができる方式なのです。
軟骨伝導の発見と同じく、この方式を採用したヘッドホンもフレッシュなアプローチなのですが、使ってみてわかりました。これは確かにメリット多き技術です。
臨場感高く、自然でクリアな音質
まず、「ATH-CC500BT2」を使って感じたのが音再現へのアドバンテージ。
独自開発の「A.P.S.S(Acoustic Pure Sound Stabilizer)」を採用した振動ドライバーによって、外部振動から生じる音質劣化・不快な振動を抑え、原音を忠実に再現するといったアプローチが組み込まれています。
このドライバーと技術の効果ですが…実際装着して再生してすぐに「違い」を感じられました。音表現は素直で、低域から広域までスンと通った解像感。幅広い音域で透明度と自然な伸び感を受け取れたのです。
「これは本当に軟骨を伝わった音なのだろうか?」と疑問に感じて、振動ドライバーを耳の周囲に押し付けたり、耳に直接入れたりと、思わず確認してしまうレベルの不思議さがあります。
この耳を塞がず、周囲の音に気を配りつつもワイドレンジな音を味わえるという環境は非常に満足度が高く、仕事中や勉強中、ウォーキング中など、日常の「ながら聴き」中のリスニング体験がワンランク上がった感覚を受けました。
なるほど、これが軟骨伝導式なのか…と驚くしかありません。
軽く窮屈さを感じさせないストレスフリー設計
長時間、ストレスなく利用できる点も気に入りました。
軟骨伝導の振動ドライバーは、耳の軟骨部に触れているだけ。強く挟み込んだりぎゅっと押し付ける必要がないので、装着感は非常に軽快。
重量自体も軽量で、耳自体への負担も少ないデザインになっていますし、個人的には耳穴が蒸れないのが最高でした。長時間装着時の不快感やストレスが減るのは当然として、衛生面やメンテナンス面でのメリットにもつながっていますね。
IPX4の生活防水も担保されているので、汗や急な雨へも心配なし。水回りの家事や洗車、アウトドアなど、あらゆるシーンでガンガン使っていける万能機です。
さらに驚いたのが、音漏れがほぼ感じられないのです。
席を並べたオフィスでも利用しましたが、隣の席から文句を言われたことはありませんし、一般的に会話をする距離ではよっぽど集中して耳を傾けないと、イヤホンから音が鳴っていることはわからないと思います。
構造上、振動ドライバーからは空気へも振動が伝わるので、ボリュームを上げれば音はわずかに聞こえてくるのですが、リスニングに現実的な音量で装着している限りは、音漏れはほぼ気にしなくていいレベルだと感じました。
もし、オープンイヤー型は音漏れが…という理由で選択肢から除外しているのであれば、「ATH-CC500BT2」はその懸念には当てはまらない。と伝えさせてください。
ビジネスから日常までオールラウンドで使える機能性
ビジネスシーンで必須であるオンライン会議へもマッチしています。
マイクはintelliGo社「AIノイズリダクション技術(AIVC)」を搭載することで、声以外の余計なノイズをカット。ざわついた環境の中でも、こちらの声を聞きやすく届けてくれる印象でした。
作業中〜オンライン会議〜再び作業と、イヤホンを変える手間なくスムーズに運用できるのは快適ですし、バッテリー持続時間もスペック値で最大20時間(連続通話10時間)と高スタミナ。日中〜帰宅までつけっぱなしが許されるイヤホン、貴重です。
アプリを使えばイコライザー(音の音質を調整するための装置、機能)のモード変更も可能。
もともとクリアで素直な音表現ですが、イコライザーを「ダイナミック」にすると、いっきにグラマラスに変化。低音〜ボーカルの中音域への距離感がぐっと縮まった感覚を覚えました。
先ほど音漏れは気にしなくていい。と言いましたが、それでも気になる人に向けた「音漏れ抑制」機能も備わっています。
高音部がカットされるので、シャカシャカ系の音漏れの不安がさらに減りますね。図書館のような静まり返った環境で利用したい場合など、TPOに合わせて使い分けていくといいかもしれません。
このあたりのチューニングの上手さと表現力はお見事。オーディオテクニカ、さすが音響メーカーです。
装着感と音質のバランスを両立できる稀有なヘッドホン
正直、本当に予想外でした。
冒頭で言ったように、骨伝導タイプのイヤホンに若干のニガテ意識があったのですが、いまでは「ここまでになるのか!」という驚きに変わりました。軟骨を通じて音が届く仕組みには、どこかマジックのようなワクワク感も感じますし、使い込めば込むほどつくり込みの高さ、活用シーンの広さに関心しています。
この体験はぜひ広まって欲しいと思っていますし、ちょうどAmazonブラックフライデー(※)でお得に手に入るチャンス!
快適な装着感と音質を両立したい効率派はもちろん。私のような骨伝導イヤホンリタイア組もぜひ前向きな検討を。
軟骨伝導ヘッドホン「ATH-CC500BT2」、この快適さ、クオリティは本物ですから。
Amazonブラックフライデー(※)のチャンスを逃すな!
期間:2024年11月27日(水)00:00〜2024年12月6日(金)23:59(先行セール含む)
※Amazonブラックフライデー・先行セールの対象商品は、先行セール<11月27日(水)00:00〜11月28日(木)23:59>と、Amazonブラックフライデー<11月29日(金)00:00〜12月6日(金)23:59>の両方の期間を通じて、セール価格で購入できます。ただし、在庫がなくなり次第終了となります。
Source/Image: オーディオテクニカ