Microsoft Edgeは、BingのサイドバーにChatGPTを統合した唯一のブラウザです。
しかし、Chromeベースのどんなブラウザでも、ChatGPTのサイドバーを追加できます。
そのツールが拡張機能「ChatGPT Sidebar」です。
この拡張機能を使うと、Webサイトを離れずに、いつでもChatGPTの機能にアクセスできます。その使い方をご紹介します。
【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
- 日常的にChromeを使用している人
- 検索でChatGPTを使いたい人
今日のワークハック:ブラウザでChatGPT Sidebarを設定する
「ChatGPT Sidebar」を設定する方法は3つあり、それぞれ一長一短です。
1. 拡張機能をインストールして使う
ChatGPT Sidebarをそのまま使用すると、1日30回無料の質問をできます。もしくは、月額10ドルで3000回まで質問ができます。
2. OpenAIアカウントに登録して無料で使う
無料のOpenAIアカウントで拡張機能を使用すれば、無制限に質問ができます。ただし、バックグラウンドで常にChatGPTのウィンドウをアクティブにしていなければなりません。
拡張機能が思った通りに動作しない場合、ChatGPTウィンドウをリフレッシュする必要があるかもしれません。
3. OpenAIの従量課金プランを契約して使う
一番良いのは、ChatGPTサービスに確実かつコンスタントにアクセスできる、OpenAIの従量課金プランで拡張機能を使う方法です。使用した文字数に応じて課金されますが、それでもかなり安く済みます。ヘビーユーザーでも、月2〜3ドル以上払うことはないでしょう。
設定完了したら
ChatGPT Sidebarの設定の一般のセクションから、特定の方法を選べます。
しかし、APIの統合を選ぶ場合は、このセクションで自分のOpenAIのキーを貼り付けるようにしてください。
ChatGPT Sidebarを使ってみる
さて設定が完了したら、ダウンロードした「ChatGPT Sidebar」のアイコンをクリックしてサイドバーを開き、ドロップダウンメニューからアクションを選びましょう。
要約、解説、翻訳、書き直しなどを頼むことができます。
アクションを選んだら、すぐ下にChatGPTのプロンプトが表示されますが、自分で好きなように編集することもできます。
ChatGPT Sidebarの拡張機能を有効活用した3つの使用例がこちらです。
要約(Summary)
「要約」を押すと、ページ全体のコンテンツがプロンプトに追加されます(ここで、より長く、冗長に回答するようプロンプトを編集するのがおすすめです)。
解説(Explain)
あるコンセプトについて詳しく知りたい場合や、ある段落について詳しく説明して欲しい場合にピッタリです。テキストを選択し、「解説」ツールを選ぶと、選択したテキストがプロンプトに追加されます。
デフォルトのプロンプトだと基本的過ぎるので、ここでも10歳の子どもに、もしくは経験豊かな知識人に説明するようにと求めることができます。
同様のページ(Similar Pages)
ChatGPTはGoogle検索とは違いますが、具体的な目的があれば有効だということがわかりました。たとえば、ソフトウェアのレビューを探しているときに、同様のページ(レビュー)を探すようChatGPTに頼むことができ、素晴らしい仕事をしてくれます。
私が試したときは、Googleの検索結果の最初のページを上回るような、興味深い結果が出ました。
ChatGPTのWebサイトに行かずに何かを調べたい場合、上部からチャットのタブに切り替えます。ここで、デフォルトのGPT-3.5 Turboモデルを使って、心ゆくまでChatGPTと会話をすることが可能。
ChatGPT Sidebarは、デフォルトでは会話や結果を保存しません。保存するには、サービスにサインインする必要があります。
そうしたくない場合は、「コピー」ボタンをクリックすれば、ChatGPTから回答全体を素早くコピーし、好きなメモアプリなどに追加できます。
ショートカットキーで呼び出すことも可能
「Command/Control+P」のショートカットキーでいつでも呼び出すことができ、デフォルトではテキストを選択するとポップアップバーが表示されます。
「設定 > クイック検索」で無効にしたり、もしくは、サイドバーのアイコン「サイドバー > サイドバーアイコン」でオフにしたりすることができますよ。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。
Source: ChitChat ChatGPT Sidebar, OpenAI