「あれ、やらなきゃ」、「これも、締め切り間近だ」。気は焦れども、なかなか行動に移せない...なんてことありませんか? グズグズ癖は、気合ややる気の問題として片付けられてしまうこともありますが、実はそれほど単純なものではありません。こちらでは、自ら、グズグズ癖を克服しつつある起業家、Ryan Waggoner氏のグズグズ対処法をご紹介しましょう。
グズグズしてしまう理由は、必ずしも、やる気がないからでも、気合が足りないからでもありません。むしろ、「完璧にやりたい」という思いが強すぎるがゆえ、手をつけられなくなってしまうこともあります。
たとえば、ブログのデザインを改変したいと考えたとして、最初は、「ちょっとだけ変えればいいかな」という程度だったのが、徐々に、完璧な状態にしたいとの意欲が湧いてきて、一大プロジェクト化してしまい...といった具合です。
では、具体的に、グズグズ癖を克服するためには、どうすればよいのでしょう? Waggoner氏は、以下の4点を挙げています。
1: 気が散漫になるのを避ける他のことについ気をとられ、集中できずになかなか仕事が進まないことがある。こういうときは、物理的にこのような「誘惑」から自分を隔離することが効果的。インターネット環境のないカフェで仕事をするとか、「RescueTime」のようなツールを使って、自分のブラウジング履歴を可視化するのも一法。
このテーマについては、ライフハッカーアーカイブ記事「インターネットから自分をうまく隔離するコツ」や「Gina が説く、何物にも邪魔されずにタスクに集中するための『時間ブロック術』」もご参考まで。
2: 習慣化・ルーチン化するすべての仕事には当てはまらないかもしれないが、タスクを習慣化したり、ルーチン化することで、グズグズを防止することができる。Sebastian Marshallのこちらのブログ記事で紹介されているテンプレート(英語)がオススメ。また、「Procedure List」などのフォーマットを使って、ルーチン業務を整理しておくのも一法。
3: 「キッチンタイマー方式」で短期集中非定常型のタスクには「キッチンタイマー方式(Pomodoro technique)」などを用いて、短時間で集中しよう。一定の時間、ひとつのタスクに集中するように仕向けることで、成果につなげられる。
4: 小さな前進でもきちんと評価するたとえ小さなものでも、自分の進歩をきちんと認識し、評価しよう。また、完璧を求めすぎず「このレベルに達していればよい」という「十分」なレベルを受け入れることも大事。こうすれば、大きな成果を出さねばとプレッシャーに感じて、物事がなかなか進まないということが防げる。
ちなみに、アナタはグズグズ派? それとも、せっかち派? ライフハッカーアーカイブ記事「アナタのグズグズ傾向を診断するための20の質問」を参考に、まずはセルフチェックしてみてください。
Ryan Waggoner(原文/訳:松岡由希子)