一念発起して新しいことをはじめたとしても、それを持続するのはなかなか大変です。気分がのる日があるように、のらない日だってあります。

設定した目標、ゴールを達成するためにも自身のやる気を失わないようにするのはとても大事です。米健康系メディア「Live Strong」で、ジムでの運動時にモチベーションを保つための「戦略」が紹介されていました。もちろんトレーニング用として見てもいいですが、仕事や普段の生活にも十分応用できる内容となっています。戦略1::社交的にやってみる

友達に会いにジムに行くようになりはじめたら、自動的に行くのが楽しみになるでしょう。「ジム友」がいないのであれば、スタッフと仲良くなってみるのも手です。またチームで一緒に運動するようなクラスなどに参加すれば、友達が増えるのはもちろん、自分の「出欠」を管理してもらえるので良いでしょう。

戦略2:孤独の時間を作る

社交的にやるのはもちろん大事なのですが、一人の時間もとても重要です。メール、携帯電話から「離脱」して、運動の時間を「瞑想」の時間にしてみましょう。

戦略3:自身を楽しませる

つまらないと感じてしまった時点で、トレーニングをしたくなくなってしまうでしょう。常に新しいことにチャレンジするのが大事です。もし今まで走ってばっかりだったのであれば、泳いでみるはいかがでしょう。運動中に音楽を聴いているのであれば、嗜好を変えてPodcastを聞いてみてもよいかもしれません。

戦略4:自身を励ます

自分の失敗を悔やみ続けるのは、目標達成への大きな障害です。一度しっかりと清算して、新たにやり直しましょう。ダメなトレーニングだった?気にしないで、少なくとも運動をした自分を褒めましょう。

例えばランニングマシン上でつらくなったとしたら、痛みを「これは必要のない脂肪が燃えている証拠だ」など、別のものとして捉えてみるのもやり方の一つです。

戦略5:目標とご褒美を決める

自分の最終目標への距離はたいがい遠いものです。小さいゴールを設けてみましょう。このゴールには「結果」を設定せず、「過程」、何をやれたかを当てはめます。過程を褒めることで、よりポジティブに運動にコミットしていけるようになるでしょう。

戦略6:無理だったら、可能そうな別のアクションを考えてみる

想定していたプラン通り達成できず、タジタジになってしまうこともあります。そんな時は、自分ができるレベルまで落とし込んでみましょう。もしジムに行けないのであれば、他のどんなアクションをすれば最終目標に近づけるのか考えてみるのです。

戦略7:目的を考えてみる

前述のとおり、目標を持つことは大事です。しかし、そもそもの目的を考えてみるのはもっと重要です。なぜ運動をしているのでしょうか。山をのぼるため、ウェディングフォトで格好良く写るため、子供のロールモデルとなるためなどいろいろありますよね。根本的な目的を理解することは、苦しさを乗り越えるための大きな糧となります。

戦略8:まず行動に移す

いろいろ考える前に、まず行動に移りましょう。どんなに優れたアスリートだって、トレーニングが嫌だなと思うことがあります。いいトリックがあります。自身に「1セットだけだから」と念じてはじめてみるのです。もしあなたが大多数の人と同じなら、1セットが2に、そして3にと増えていき、気がついたらその日のトレーニングが終わっているでしょう。ジムを出るときには、モチベーションがあがっているはずです。

戦略9:運動をとっておきのものだと考える

運動を「雑事」だと捉えてこなしていくのは、その日その日のトレーニングをやりぬくためという意味では有効です。しかし長期的に、例えば運動を人生の共をしていくのであれば、雑事でなく「とっておきなもの」だと捉えるのが重要です。なかなか大変なことですが、一度その境地にシフトできればモチベーションの熟練者になったといえるでしょう。そして心折れることなく、ずっとジム通いができるようになるはずです。

他のモチベーションハックとこの戦略を駆使して、大きな目標を達成するよう頑張りましょう!まずはジムに行ってみるかあ。

9 Strategies for Mastering Motivation|LIVESTRONG

(五十嵐弘彦)

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