資料保存のページ
2024年5月更新
都立図書館は、戦前や近世の資料も多く所蔵しており、その国内有数の蔵書数と共に、資料保全室(製本室)を独自に持つことでも知られています。"資料保存"―― それは、都立図書館の様々なサービスの基盤となるものです。所蔵資料をいつでも提供できるようにすることと同時に、都民の文化遺産として後世に伝えることは、資料の収集と合わせて都立図書館の重要な使命です。私たちは、"利用のための資料保存"を、都立図書館の運営方針や収集方針を踏まえて、関係機関との相互協力のもとに、組織的・計画的に実施しています。
図書館資料は外的要因(保存環境や資料の取り扱い方など)及び内的要因(酸性紙や製本の方法など)によって、どうしても劣化や損傷を避けられません。そこで、このページでは、当館の日頃の取組、特に日本の公立図書館では唯一ともいえる資料保全室の技術やノウハウを順次公開していきます。
都立図書館の資料保存
報告書・指針等
- 資料保存執行体制検討部会報告書(資料保存のあり方)[抜粋](平成10/3/25)
- 都立図書館所蔵資料の劣化調査について(概要)
- 東京都立図書館 資料保存ガイドライン(平成22/8/1)
- 東京都立図書館資料保存委員会設置要綱
さまざまな保存対策
- 都立中央図書館における書庫の環境管理
- カビ対策
- 紫外線対策
- 酸性紙資料の脱酸性化処置
- 保存・保護のための容器・装備
- 保存・保護のための製本
- 金属の留め具や針の除去
- マイクロフィルム
- 電子化と電子化データの保存
※総合的な予防的保存対策についてはIFLA(国際図書館連盟)の1998年の原則「IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則」(日本図書館協会 「資料保存委員会」ページ)をご覧ください。
災害対策
- 資料防災マニュアル
>マニュアル動画「被災・水濡れ資料の救済マニュアル」(17分) - 岩手県陸前高田市立図書館 東日本大震災被災資料の修復について
>記録動画「大津波からよみがえった郷土の宝―陸前高田市立図書館郷土資料の修復」(15分)日本語版Japanese英語版English