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沖縄県警の機動隊員らに取り囲まれた際の写真を示すこかんほさん=25日、神戸市中央区橘通2、神戸司法記者クラブ
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沖縄県警の機動隊員らに取り囲まれた際の写真を示すこかんほさん=25日、神戸市中央区橘通2、神戸司法記者クラブ
沖縄県警の機動隊員らに取り囲まれた際の写真を示すこかんほさん=25日、神戸市中央区橘通2、神戸司法記者クラブ
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沖縄県警の機動隊員らに取り囲まれた際の写真を示すこかんほさん=25日、神戸市中央区橘通2、神戸司法記者クラブ

 沖縄県の米軍キャンプ・シュワブ周辺で沖縄県警の機動隊員らから集団暴行を受け、公務執行妨害容疑で逮捕されたのは不当として、神戸市灘区に住む韓国籍の歯科医こかんほさん(62)が、沖縄県に慰謝料など330万円を求める訴訟を神戸地裁に起こした。1月14日付。

 訴状などによると、こさんは2017年3月4日、新基地反対の集会を離れた場所で見学。抗議行動や座り込みには参加していなかった。

 ところがその後、那覇市へ戻るバスに向かって歩いていたところ、突然、機動隊員に囲まれ、約30分間にわたって殴る蹴るなどの暴行を受けた末に逮捕され、「被疑事実が存在しない」と主張。機動隊員から「お前外国人だろ。狙ってたんだぞ」と侮蔑的な言動も受けたとし、国家賠償法に基づく慰謝料などを求める。

 こさんは2日後に釈放され、同月28日には不起訴処分に。特別公務員暴行陵虐などの容疑で機動隊員らを刑事告訴したが、那覇地検は不起訴処分とし、検察審査会も「不起訴相当」と判断していた。

 こさんは25日、神戸市内で会見し「市民に平気で暴力を振るう構造から、機動隊員を解放してあげたい」と話した。沖縄県は那覇地裁に審理を移すよう申し立てており、こさん側は反論している。沖縄県警は「訴状の内容を精査して、適正に対処していく」としている。

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