ベスト新書<br> インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

電子版価格
¥902
  • 電子版あり

ベスト新書
インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584125939
  • NDC分類 498
  • Cコード C0247

出版社内容情報

インフルエンザなど、感染症のパンデミックから逃れられないのはナゼ? 世間では意外と知られていない感染症のウソ、本当を探る。集団接種の限界か、生活環境の変化ゆえか――。

インフルエンザをはじめ、医療が発達しても感染症のパンデミックから逃れられないのはナゼなのか。

世間では意外と知られていない感染症のウソ、本当を探る。


第1章 インフルエンザはなぜなくならないのか

第2章 インフルエンザはどこからやってきたのか

第3章 「予防接種に効果はない」は本当か

第4章 インフルエンザ収束の条件

第5章 パンデミックは予測できるか

第6章 本当は怖い身近な感染症

第1章 インフルエンザはなぜなくならないのか

第2章 インフルエンザはどこからやってきたのか

第3章 「予防接種に効果はない」は本当か

第4章 インフルエンザ収束の条件

第5章 パンデミックは予測できるか

第6章 本当は怖い身近な感染症

岩田健太郎[イワタケンタロウ]
著・文・その他

内容説明

本屋さんの「健康本」コーナーに行くと、たくさんの健康になる本とか、病気にならない本とか、長生きする本とか、若返る本とか、痩せる本とかが売っています。ところが、そのほとんどがインチキだったり、ミスリーディングだったり、センセーショナルなだけだったり。要するに「ちゃんとした」本がとても少ないのです。そういうわけで、感染症や健康について、妥当性の高い情報を提供しようと、本書をしたためました。

目次

第1章 インフルエンザはなぜ毎年流行するのか(毎年のインフルエンザなぜ流行る?;インフルのワクチン、ホントに効いてるの? ほか)
第2章 感染症予防のウソ、ホント(おにぎりを素手で握っちゃいけないの?;ハチミツは意外に怖い、ボツリヌス ほか)
第3章 抗生剤は有効か?免疫力はどう上げる?(ホンマです?だいたいウンコな抗生剤;抗生剤飲むと下痢する、それはなぜ? ほか)
第4章 感染症の対策、どうなってるの?(しゃかりきな、水際対策、意味あるの?;なぜ増える、減らぬ梅毒、対策は? ほか)
第5章 深刻な感染症の問題(日本のHIVを減らすには;予防せよ、子宮頸がん、ワクチンで ほか)

著者等紹介

岩田健太郎[イワタケンタロウ]
1971年、島根県生まれ。神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学都市安全研究センター教授。NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験。日本では亀田総合病院(千葉県)で、感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

30
インフルエンザ・ウイルスは寒くて乾燥しているところで元気になりやすい、更に寒いから部屋に閉じ籠り勝ちで、日光がないと体内でビタミンDが作れず、免疫力が下がる。つまり、ウィルスが元気になって、免疫力が下がるから冬に流行しやすい。でも沖縄などの四季の違いがはっきりしない、「冬」がやってこない地域では年がら年中インフルエンザが見ららる。インフルエンザワクチンは36%の確率で効く低いようだが100万人で考えると36万人が罹らないとも言えるから、やらないよりやった方が良いらしい。うん、一章だけで勉強になった。2020/04/05

ロア

25
うんうん。普段は堅い文章の論文を書くことが多いでしょうからね。一般書ではちょっとふざけた感じでもいいよ、許容範囲だよ。それに、内容的にもかなり際どい発言連発なので、あえてふざけた調子で軽さを出してる面もあるだろうし…と思いながら読んだ。 全体的に西洋医学礼賛なので、その真っ直ぐさは新鮮な驚きでした。まぁ、だからといって、私の病院嫌い医者嫌いは変わりませんが。それ以外は、問題意識の持ち方や価値観など共感できるところがとても多かったです。違和感を見過ごさず、自分の頭で「なぜ?」を考えることを捨てずにいたい。2019/03/16

Kentaro

16
冬には日光にあまり当たれません。日光がないと体内でビタミンDが作れず、免疫が弱ってインフルエンザにかかりやすくなるウイルスは同じ地域でずっと流行の波をアップダウンしていることもある。又、他の地域から移動している可能性もある。流行のパターンは人の動きに影響される。ワクチンが「効いている」というのは、インフルエンザにならない!という意味ではない。米国の疾病対策予防センターによると、例えば2017-18年の冬のアメリカのワクチンの効果は36%でした。これは、ワクチンを打った人の36%がインフルにかからなかった。2018/12/11

いぬたち

11
読み始めると余りにも軽々しい文体でビックリしたが内容は納得出来るもので証拠となる資料も適宜記載されており興味深く理解できた。内容としてはインフルエンザだけではなくその他感染症にも触れられており有益な情報も満載されていた。…が文体のクセがすごいんじゃ〜2019/01/05

服部シン

10
再読。「岩田節」というか文体が好き。題名には「インフルエンザ」とあるけど、内容的には感染症と健康に関する話題全般。行政が一律で禁止するのではなく科学的な知識を踏まえ、個人個人がリスクを評価して判断していくべき、という主張は明快。抗生物質の使用方法とか性教育とかマスク手洗いうがいの風邪予防とかの話が特に印象に残った。「ヨーグルトは免疫アップの効果を示すエビデンスは特にないけど、本人が美味しいのならばそのまま食べ続けるとよい」(p.98、要約)という文章は好き。2024/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13222574
  • ご注意事項