■ [嬉しい]高校2年
最近以下のようなメールをいただきました。
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上越教育大学 西川先生
私は、○県立○高等学校2年の○と申します。
本日は、お願いがあってご連絡いたしました。
まず、私は、障害という固定概念を社会から無くしたいと思っています。
この目的を達成するために、『学び合い』で授業することが最も近い形だと考えています。そのため、『学び合い』について研究を行っている西川先生がいらっしゃる上越教育大学に進学を希望しています。
つきましては、こちらの都合で誠に申し訳ないのですが、来る○から○のどこかで直接上越教育大学に伺い、『学び合い』についてお話を伺いたいと思っています。
なお、お伺いしたい内容については、
①西川先生の『学び合い』について書かれている本を拝読した上で、なぜ、今学び合いが注目されていながら日本の教育の主流ではないのかということ。
②何が『学び合い』の普及を阻んでいるのか。
といったことです。
お忙しいところ申し訳ないのですが、ご検討いただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
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ビックリです。
その高校には『学び合い』の同志が勤務されています。それ故に『学び合い』を知ったのだと思います。その学校は何百kmも離れているので、同志を通して調整をしました。
でも、凄いです。私が高校2年の時、何を考えていたんだろう、と思います。
昨年は、高校3年生の訪問を受け入れました。今年は高校2年です。
そのうちに中学生も訪問希望があるかもしれません。
凄い子たちがいるものだと思います。
■ [大事なこと]評価
河野太郎議員が大学に対する評価に関して「こんなにたくさん大学の評価が必要なのでしょうか。五年に一回、六年に一回、七年に一回のセミがある年、そろって地上に出てくるようなことがあったらどうするのでしょうか。きちんとした評価を一つ、しっかりやればよいのではないでしょうか。」と書いています(http://bit.ly/2nY1ADI)。
理由は簡単です。評価をゴチャゴチャやれば、訳が分からなくなり、みんながスルーできるからです。色々な人のやっていることを評価し、それを総合評価すれば、全員横並びになります。村社会で出せる結論はそのようなものです。文部科学省でも、あんまりキツい評価をしたら、自分たちがソフトランディングさせようとしているイメージよりも、過酷に早く大学を潰さなければならなくなります。
評価は単純です。研究者養成を目的としている旧帝国大学あたりは一流雑誌に掲載される論文数と、研究者として採用された博士学生の数でやればいい。
それ以外は、定員充足率と就職率。ただし、就職率はいくらでも誤魔化せるので、卒業生の10年後の就職率(学生支援機構のデータを使えば分かると思います)で評価すればいい。
評価は目標と対応しなければなりません。ところが、目標を達成したかではなく、方法が正しく行われたかで評価されている。これはいくらでも誤魔化せる。
ただし、偉そうに書いていますが、もし、上記になれば苦しむのは私も同じです。
追伸 実は、小中高の評価も同じです。