学校図書館に役立つ情報
「学校読書調査」の結果
全国学校図書館協議会は、全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況について毎年調査を行っています。
※第66回調査までは、全国学校図書館協議会、毎日新聞社の共催で実施しました。
第67回調査以降は、全国学校図書館協議会が実施しています。
※2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、調査を中止いたしました。
第69回学校読書調査(2024年)
第69回調査(2024年)の結果がまとまりました。
調査の項目は、毎年定例のものと年ごとに特設したものとがあります。「5月1か月間に読んだ本の冊数」「5月1か月間に読んだ雑誌の冊数」は、毎年調査しています。
65回まで継続調査していた「5月1か月間に読んだ本の名まえ」「ふだん読んでいる雑誌名」は、66回より定例項目としては中止しました。代わりに「今の学年になってから読んだ本の名まえ」を調査しました。
69回はその他に、「電子書籍の読書経験」「獲得したデジタル情報の正しさをどう確かめているか」「どんなときに本を読みたくなるか」などを尋ねました。
第69回調査の結果では、2024年5月1か月間の平均読書冊数は、小学生は13.8冊、中学生は4.1冊、高校生は1.7冊、不読者(5月1か月間に読んだ本が0冊の児童生徒)の割合は、小学生は8.5%、中学生は23.4%、高校生は48.3%となっています。
第69回学校読書調査概要
調査者:全国学校図書館協議会
調査時期2024年6月第1・2週
調査対象:全国の小学生(4~6年生)・中学生(1~3年生)・高校生(1~3年生)の抽出調査
《小・中学校は都市規模別、高校は学科別にサンプル校を抽出し、各学年1クラスで実施》
小学生:3,308人中学生:3,496人高校生:4,604人
調査項目:
問1:5月1か月間に読んだ本の冊数
問2:5月1か月間に読んだ雑誌の冊数
問3:電子書籍の読書経験
問4:情報の正しさをどう確かめているか
問5:読書の好き嫌い
問6:読書は大切だと思うか否か
問7:どんなときに本を読みたくなるか
なお、「第69回学校読書調査」全項目の結果と分析は、機関誌『学校図書館』2024年11月号に載っていますのでご覧ください。また、今回は読売新聞社の紙面協力をいただき、読売新聞2024年11月5日朝刊に調査結果が掲載されました。
過去32年の学校読書調査結果の推移
第40回【1994年】~第69回【2024年】
5月1か月間の平均読書冊数
不読者※の割合
※この調査では、5月1か月間に読んだ本が0冊の児童生徒を「不読者」と呼んでいます。