街中のアート作品がいたずされコミカルな表情に⇨市「おかしみを感じるかもしれないが…やめて」(アメリカ)

彫刻に貼られた目玉シールが市民を驚かせる一方、市当局は「アート作品の尊重」を呼びかけ。
アメリカ・オレゴン州の州旗
アメリカ・オレゴン州の州旗
rarrarorro via Getty Images

アメリカ・オレゴン州ベンド市で、街中のアート作品が思わぬ形で注目を集めています。

米メディアPeopleなどが、公共の場に設置された彫刻やオブジェに、何者かが大きな“目玉シール“を貼り付けるというユーモラスないたずらが相次いでいると報じています。

目玉はプラスチック製だといい、市が公式Instagramに投稿した写真に写るアート作品たちはどれもコミカルな表情をたたえています。

市は一連のいたずらについて「見た人たちはおかしみを感じるかもしれない」としながらも、アート作品を傷つけないように目玉をはがす作業に1500ドル(約23万円)もの費用がかかっていると訴えている。

市は公式Facebookページで「クリスマスリースやサンタの帽子などは禁止しませんが、何かを貼り付けたり、落書きしたりして作品を傷める行為は控えましょう」と呼びかけている。

SNS上では、今回の「目玉事件」についてさまざまな議論が巻き起こっています。「アート作品に新たな命を吹き込む遊び心」、「芸術を高める方法だ」として好意的に捉える人たちがいた一方、「公共の財産を傷つける行為」など批判の声も上がっています。

また、市が目玉シールを取り除くことに1500ドルを費やしたことに対し、「馬鹿げている」、「他にお金を使うことがある」などの意見も寄せられています。

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